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2012年のE3開催に合わせRobotoki Entertainmentが正式発表した『Human Element』。発表から2年が経とうとする中、未だ殆どの詳細が明らかとなっていない同作ですが、Crytekが公式サイトにて『Human Element』がCryEngineを採用すると正式発表しました。
ロサンゼルスを本拠地とするRobotoki Entertainmentは、『Call of Duty』シリーズのフロントマンとしてファンとのコミュニケーションを行いつつInfinity Wardにて長年働いてきたRober Bowling氏が2012年4月に設立したスタジオ。スタジオ設立に次いで発表されたのが『Human Element』であり、主人公の出自やクラス、パートナーが居るかどうかといったキャラクターの設定が選択可能なゾンビサバイバルとなることが報告されていました。
Crytekの発表では、「革新的なオープンワールドサバイバルゲームであり、ゾンビ・アポカリプスから35年後の世界にて社会を再構築し発展していく社会に適応していく『Human Element』」がCryEngineを採用したと報告。Bowling氏は「野心的な『Human Elements』のナラティブとゲームプレイ」にはフィジックスベースのシェーディングや、セグメント化されたオープンワールドにて無限かつ「一人称視点プレイ」に耐えうる美麗な地形を作り上げるためにはCryEngineの革新的な機能や能力が必要だと伝えています。
@FilmingGrim Cancelled very early on as we shifted focus to our next gen open world version which is being built on CryEngine.
— Robert Bowling (@fourzerotwo) 2014, 3月 21
なお発表当時はPC/次世代コンソール、さらにはモバイル/タブレット向けに加え、Androidゲーム機Ouya向けの前日譚も登場することが発表されていた『Human Element』ですが、Robert Bowling氏はCryEngineで構築する次世代オープンワールドにフォーカスすることへシフトしたため、かなり早期の段階でOuya版はキャンセルされたと報告。また海外メディアPolygonへのメールで、同作がPC/PS4/Xbox Oneを対象としており、またモバイルプラットフォーム上では「二次的な体験」が出来ると明らかにしました。
Cry Engineを採用したゾンビサバイバル『Human Element』は2015年後半にPC/PS4/Xbox Oneでリリース予定。まだゲーム映像やインゲームショットなどは登場しておらず、今年のE3やgamescomといった巨大ゲームイベントでのお披露目が期待されます。