2歳児が主役のホラーアドベンチャーゲーム『Among the Sleep』など、徐々にVRヘッドセットの対応が進みつつある一人称視点のホラーゲームジャンル。海外スタジオMAG Studiosが手がけている宇宙SFホラー『Ghost Ship』もOculus Riftに対応しており、その恐怖のティーザートレイラーが新たに公開されました。
21世紀に発生した資源を巡る戦争が終わったのち、200年にわたり人類が多数のソーラーシステムとコロニーを構築してきた未来の広大な宇宙が舞台となる『Ghost Ship』。プレイヤーは地球外生命体に対抗するため結成されたColonial Defence Force(CDF)の3人のメンバー「パイロット」「エンジニア」「マリーン」を操作し、通信が途絶えたスペース・ステーションGoliathの内部を探索していくことになります。
ゲームは巨大なGoliath内部をフリーロームで探索するという形で時には無重力空間なども進み、エイリアンやミュータント、ゴーストや人間、あるいはAIといった敵たちと戦うことになります。最大の特徴は1時間40分に制限された宇宙スーツの酸素量で、スプリントする度に最大で4倍早く消費するというこのシステムは、Oculus Riftの「VRホラー」も相まってプレイヤーに閉塞的な恐怖感を与えます。
Oculus Rift対応版と、マウスのミドルボタンで視点のみを操作できるノーマル版が存在する『Ghost Ship』。しかしヒビが入り蒸気で濡れるフェイスガードや、下方を向くと見えるスペーススーツのUIなどを見る限り、Oculus Riftでのプレイの方がかなり興味深いものとなりそうです
なお本作にはシングルプレイヤー専用となる『Ghostship Aftermath』と、対戦や協力プレイが可能となる5種類のマルチプレイヤーモード「Onslaught Mode」「Challenge Mode」「Simulation Mode」を搭載した『CDF Ghostship』がそれぞれ個別に発売される予定です。
昨年Kickstarterでのクラウドファンディングキャンペーンにて失敗したものの、なんとか発売までこぎつけた『Ghost Ship』は2014年ハロウィーンにもリリース予定。公式サイトでは14.99ポンドで『Ghostship Aftermath』が、17.99ポンドで『CDF Ghostship』の予約販売が行われています。他にも2014年5月からはDRMフリーのボックスリテール版も予約開始となるようです。