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本日早朝、「火災」の興味深いメカニックと共にGame Talk Liveの最新エピソードにて発表された『H1Z1』ですが、新たに海外フォーラムRedditへと『H1Z1』に関する詳細が公開され、同作がFree-to-Playスタイルの作品になることなどが明らかとなりました。
SOEのプレジデントJohn Smedley氏は、『H1Z1』はタイトルにもある「H1Z1」ウィルスにより死と破壊に満ちた世界とそこに残された人類を描く作品であると改めて解説し、「終末世界で毎日生きるということは、全ての種類の野生動物と関係を持ち、他の生存者の残虐性と関わり、更なる食料や眠るための場所を探すということだ。収集やクラフトという要素もあり、もう1日生き延びるのに役立つだろう」と続けています。
『H1A1』においてはサンドボックススタイルのゲームプレイを構築することが重視されており、プレイヤーはリソースを使用してシェルターを建設したり、他のプレイヤーと協力して武器庫を有する要塞を作り上げることが可能。またクラフティングに関しては非常に深みのあるシステムが採用されており、プレイヤーは1991や火炎瓶、爆発物などの武器を含む多種多様なアイテムが作成できるようです。
ゲームエンジンは『Planetside 2』や『EverQuest Next』にて採用されている「Forgelight Engine」が採用。ゲームの舞台は荒涼とした空間が広がり都市部も存在する環境であり、開発陣らが「どこにでもあるようなMiddle America(アメリカ中部)」と呼び始めたワールドが用意されているとのこと。
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すでに『DayZ』を筆頭に多数のゾンビおよびサバイバルゲームが乱立している昨今、Smedley氏は『H1A1』が同ジャンルの作品と異なる点をあげました。まず異なるルールセットを持つサーバーが存在し、さらにこれらのサーバー上で数千人を保持することができる永続的なMMOであるとSmedley氏。経済環境の循環を促し、また同盟や敵対勢力といった集団が生まれやすくなるとのことで、他のプレイヤー達と協力関係を敷きやすいデザインに取り組んでいるともコメントしています。
またSmedley氏は『PlanetSide 2』のロードマップシステムを採用しており、プレイヤーがクラフトしたアイテムをゲーム内へと登場させる機構も用意していると伝えています。これに加え、他ジャンルにない最大の特徴としてあげられたのがプレイヤーによる生産物に所有権が与えられる点。例えば『PlanetSide 2』では、リソースから乗り物を生産するとプレイヤーとの間に所有権が紐付けられ、操縦席には生産したプレイヤーのみが乗ることができる仕様となっています。
この所有権により、『H1A1』のプレイヤーたちは例えば郊外の打ち捨てられた倉庫や、あるいは新たに作成した木の家にギャングの溜まり場を形成したりすることが可能になるとSmedley氏。プレイヤーたちは自身の町、キャンプ、要塞を持ち、さらにSOEのゲームに見られるグルーピング、ボイスチャットといったソーシャル機能でつながっていくことになると続けています。
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もし求めるのならば『The Walking Dead』のウッドベリーを構築したり、あるいは刑務所を引き継ぐことだって可能。車を修理する、銃器の製造に専念する、農業に従事する。プレイヤー達が求める千差万別のゲームプレイが可能となることが、『H1A1』最大の魅力であるとSmedley氏は締めくくっています。