『Axiom Verge』のPlayStation 4版トレイラー
次世代機PlayStation 4ではPS3以上にインディータイトルへと取り組んでいるソニーですが、新たにSCEAの本社にてインディーゲームのイベントが実施され、PS4へ向け12本のインディータイトルが登場することが北米PlayStation.Blogにて発表されました。
ざっとPS4版が発表されたタイトルを見ていくと、『Capsized』などをリリースしてきたAlien Trapが開発中の『Apotheon』は、まるで壁画のようなアートスタイルで古代ギリシャの神々と人類最後の戦士であるプレイヤーの戦いを描く2Dアクション。『Axiom Verge』は『メトロイド』にインスパイアされたメトロヴァニアタイトルで、不気味な2Dドットグラフィックや地形破壊要素などが特徴です。
昨年5月にもKickstarterでのキャンペーンを成功させた『Chasm』は、部屋の中に存在する衝突判定(歩行可能なタイル)や出入口をもとに敵やトラップ、宝物の位置が自動生成で配置されるという2Dアクション。『Drifter』も同じく2012年にKickstarterを成功させたタイトルで、自動生成される10万光年の宇宙を舞台にしたオープンワールド型のスペースコンバットシムとなっています。
『Apotheon』のPlayStation 4版トレイラー
ヤギを主役にした妙に神々しい『Escape Goat 2』は、その謎の設定とは裏腹に意外にも難易度の高い硬派な2Dパズルアクション。アメリカ南北戦争を題材にするという異色のカード戦略ゲーム『Ironclad Tactics』。17世紀英国の火星における植民地戦争を描く『Jamestown Plus』は最大4人Co-opを搭載したネオクラシカル縦シューで、2011年に発売されたオリジナルの拡張版となるようです。
『Nidhogg』は1対1の対戦型アクションゲームで、『プリンス・オブ・ペルシャ』のような剣戟とアニメーション、さらには「画面端に到達する」という勝利条件が特徴の作品。『Skulls of Shogun』は戦国時代に死んでしまった将軍があの世で天下統一を目指すというターンベースシミュレーションで、敵の移動を防ぐ守りの陣や1ターンにおける総行動数の制限など独自のシステムを搭載。PC向けのフリーソフトウェアから成り上がった『Spelunky』はマップのランダム生成やパーマデス(永久死)などローグライクな2Dアクションとなっています。
『Jamestown Plus』のPlayStation 4版トレイラー
『Source』は美麗な3Dサイバー空間を探索していく飛行アクションゲーム、今回PS4版とVita版の発売が決定したもののKickstarterでのクラウドファンディングキャンペーンが苦戦しており、こちらの続報も気になるところです。一方『Starwhal: Just the Tip Flopping』は昨年末にKickstarterでのクラウドファンディングを成功させたタイトル。イッカククジラがワイヤーフレームで表現されたワール上にて最大4人で戦うという奇妙な設定のタイトルで、そのプレイヤーすらも予測できない珍妙な動きとアクションが魅力となっています。
なお『Spelunky』はクロスバイ対応タイトルとなっており、PS3版やPS Vita版を購入したユーザーはPS4版を無料で入手可能。『Jamestown Plus』と『Skulls of Shogun』にはそれぞれ新たな要素が追加されているようです。また『Axiom Verge』と『Drifter』はPS Vitaでの発売も今回発表されています。