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Bohemia Interactiveのサーバーがハッキングされるというトラブルがありながらも、スケジュールに影響はないと伝えられたスタンドアロン版『DayZ』ですが、公式ブログにて現在の開発状況が報告されています。今回の報告では現時点での重大な問題である「壁抜けゾンビ」への対策を解説。ナビゲーションメッシュの採用により、この問題が解決できる事を示しています。
以前は屋外における静的・動的オブジェクトの判定と、屋内の経路判定を行う2つの異なるシステムがAIナビゲートに使用されていましたが、ナビゲーションメッシュの採用によりシステムが一体となった事で、以前に比べて効率的かつ自然なAI経路探索が可能となったそうです。その他、開発チームは以下の要素の開発に焦点を当てているとの事です。
- 完全新規のレンダリングシステム(DX10またはDX11への潜在的なアップグレードあるいは移植も可能に)
- サーバー(恐らくクライアントも)の真のマルチスレッド/マルチコア対応。
- 現実の動物の振る舞いを反映する完全新規の動物AI。
- マウスホイールのアクションシステムを置き換える、再開発された「アクション」システム。
- インベントリシステムのリファクタリング完了。ユーザーへの大きな変化はないが、恐らくより高度なシステムが実装可能になり、パフォーマンスが向上。バグも少なくなる。
更なる詳細は公式ブログにてご覧ください。なお、まもなく実験サーバーに登場するであろう建物、スキン、アイテムなどのスクリーンショットも公開されているのでそちらも要チェックです。