正統派のカスタムマップやキャラクタースキン変更に加え、ゲーム内にプレイ可能な『Mortal Kombat』を登場させるなど多種多様なWAD(Mod)が現在もリリースされている『Doom』。海外では『Doom II』をベースにしたMod「Total Chaos」が開発されており、同作のModだと言われなければ気づきそうにないプレイ映像が公開されました。
ModderのWadaHolic氏が作成する「Total Chaos」はビデオカメラを持ったプレイヤーが危険に満ちた島の中を探索していく「S.T.A.L.K.E.R.」風のオープンワールドサバイバルModタイトル。『Doom』のModでありながらも銃器は一切登場せず、独自のアイテムやユーザーインターフェースを搭載。プレイヤーは己の機知と周囲の環境を利用して生存を目指すことになります。
1993年にリリースされた『Doom』エンジンの改造版であるGZDoomやZandronumにて動作するこの「Total Chaos」は、16xモーションブラーや高解像度テクスチャ、3DモデルやブルームエフェクトおよびGodrayといった現代のテクノロジーに対応しているとのこと。2Dビジュアルで擬似3Dが描かれる『Doom』のプレイ映像と比較して見ると、改めて「Total Chaos」が完全に別の何かへと変化していることがよくわかります。




技術的な制限にチャレンジしている雰囲気が漂うMod「Total Chaos」は現在リリース時期は未定となっていますが、前述したようにGZDoomやZandronum上での動作が予定されています。