自身が最後にチェックした際にはソニーと2Kが互いに契約をまとめることが出来ていないようだったと語るLevine氏は、発表時の2011年を振り返ると両者はPS Vita向け『BioShock』について楽観視していたようだったと告白。「できることならば自分でやりたいが、弁護士だとか色々とあるんだ。まだ自身のVitaは愛しているよ」と伝え、今年2月のIP移行でPS Vita版『BioShock』はLevine氏がもう手を出せる状況にはないことを示唆しました。
PS Vita版『BioShock』はその気になるゲーム内容について今まで一切語られてこなかったものの、Levine氏は「崩落する前のラプチャーを舞台にした『ファイナルファンタジータクティクス』スタイルのものを考えていたよ」とファンからの質問に対し返答しています。このスタイルがターンベースゲームを指すのか、シリーズ本編に対するスピンオフ的な立ち位置を示しているのかは不明ですが、ともかく単なるFPSやリメイクとはならないことが想定されていたようです。
なお2011年には海外メディアJoystiqのインタビューを受けた際にもLevine氏は、PS Vita版『BioShock』が「ユニークな体験を持つ」と伝えていました。
PS4版『BioShock Infinite』がリリースされればPS Vitaからリモートプレイすることができるのではと質問するファンに対しLevine氏は「そう願うが私が決定できることではない」と伝え、改めて『BioShock』フランチャイズが自身の手から離れたたことを伺わせています。