
レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーといった性的指向をもつ人物たちを指す言葉「LGBT」。スウェーデンの家電販売店Webhallenが、このLGBTの支援を目的にPlayStation 4のカスタムカラーバージョン「ゲイステーション」をオークションにかけ、海外にて大きな注目を集めています。
この「Playstation 4 - Gaystation Edition」は500GBのPlayStation 4と4本のPS4向けゲームを収録したバンドル。本体はLGBTを象徴するカラーとしてフラッグなどでも用いられる6色のレインボーにて塗装されており、下部には大きなハートマークが記されています。今回オークションにて得た収益は、その全てがスウェーデン・ストックホルムに位置するLGBT支援組織「RSFL」へ寄付されるとのこと。記事執筆現在、入札値は1万8,700スウェーデンクローナ(約27万8,000円)となっています。
Webhallenはハッシュタグ"#thisisforthegaymers"とともに、「多くの若き人々にとって、ゲームの世界は現実世界での避難や悪いことからの隠れ家になる」とコメント。「Webhallenに居る我々はみな根っからのゲーマーであり、世界最大かつ最速の成長をみせている趣味"ビデオゲーム"を楽しむ機会を出来るかぎり多くしようとしています」とコメントしています。
近年では『ザ・シムズ』や『Mass Effect』といったBioWare製RPGなど、ゲーム中でも見られるようになった同性愛表現。海外ではLGBT向けのゲームコンベンションGaymerX(旧名GaymerCon)を開催するためのKickstarterキャンペーンが開催され、2012年に9万ドルを集めていました。