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『Duke Nukem』シリーズには、度重なる延期を経てついに発売された『Duke Nukem Forever』とは異なり、本当にForeverとなってしまったPSP向け『Duke Nukem: Critical Mass』が存在しますが、ワシントンD.C.に位置するアメリカ議会図書館からなんと同作の開発DVD-ROMが発掘されたことが明らかとなりました。
これはアメリカ議会図書館の映像部門にて働いている技術者David Gibson氏が同図書館のゲームライブラリの中から、SP向け『Duke Nukem: Critical Mass』を発見し報告したもの。Gibson氏は、著作権の認証プロセスを通して年400本のビデオゲームをアメリカ議会図書館が受け取っており、時にはゲームプレイ映像やソースコードがやってくると解説。数ヶ月前にその中から『Duke Nukem: Critical Mass』(PSP)とラベルと名付けられたDVD-Rを発見したと伝えています。
『Duke Nukem: Critical Mass』はFrontline Studiosにより3部作の1つとして開発されたタイトル。PSP版とニンテンドーDS版が存在していますが、ニンテンドーDS版が横スクロールアクションとTPSのハイブリッドタイトルであるのに対し、PSP版は純粋なTPSとして開発が進められていました。DS版はPSP版と異なり2011年に発売を迎えていますが、海外メディアからおぞましい評価を受けています。
2010年にリークされたPSP版『Duke Nukem: Critical Mass』の映像
ニンテンドーDS版『Duke Nukem: Ciritical Mass』
なおディスク内にはジェットパックを装備したDuke Nukemのアニメーションモデルにくわえ、ASCIIテキストファイルにはゲームのフルテキストやクレジット情報、大量の難読化されていないソフトウェアコードが発見されたとのこと。1800年に設立されてから今なお立ち続けているアメリカ議会図書館ですが、『Duke Nukem』の名もアーカイブとして今後数百年は保存され、未来の人類たちに伝えられていくことにとなります。