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Steamで最大のプレイ人口を誇る人気Free-to-Playタイトル『Dota 2』ですが、2014年8月14日のアップデートをもってインゲームアイテムが含まれる「宝箱(Treasure)」を開けるために使用する課金アイテム「宝箱の鍵(Treasure Key)」の販売が停止されました。
ユーザーの手元にある鍵は2015年7月1日に消滅する事が予告されており、鍵が必要な宝箱は既にゲームとコミュニティーマーケットから削除。使い道の無くなった鍵は、開けるのに鍵が必要ない宝箱と交換可能となっています。宝箱は数種類あり、好きなものを選べるそうです(Immortalや古い特別イベントの宝箱は除く)。
この変更は恐らく一般ユーザーには殆ど影響を与えないでしょう。これまで、「ゲーム中に宝箱がドロップ→ストアで鍵を購入→開梱」という手順が「ストアで宝箱を購入→開梱」となります。そして、最も大きな影響を受けるのはSteamのトレード機能を活用しているトレーダーです。
『Dota 2』の鍵は『Team Fortress 2』の鍵(Mann Co. 物資箱のキー)と同様、Steamのトレード機能でゲームなどを交換する際の通貨のように使用されていました。そのため、Steamトレードの経済に変動が生じるのは必至と言えます。
Valveがどのような目的で今回のシステム変更を行ったのかは不明ですが、ファンの間ではゲーム内でのコンテンツ販売に厳しい規制がある中国での運営を考慮したのではないかと囁かれています。