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id Softwareにてジョン・ロメロと共に『Doom』や『Quake』などを生み出し、現在はOuclus VRの技術責任者としてVRの未来を追っている天才プログラマJohn Carmack。そんな彼の9歳の息子であるRyan Carmack君が、微笑ましいパズルアクションゲーム『Angry Face』を開発し公開しました。
『Angry Face』は飛び交う「Angry Face」を打ち合う『Pong』スタイルのパズルアクションゲーム。開発環境はUnityとC#を使用しており、父親であるJohn Carmackから直接コードの打ち方を習いつつ開発したとRyan君は伝えています。ほかにも母親が描いた顔をGIMPを使ってカットアウトしたり、Audacityを使用して自身や4歳の弟、友人のダニエルの音声を収録してサウンドやエフェクトに使用するなど、アセットなどは全て1から作られているようです。なおRyan君の母親は元id Softwareのビジネス開発部門担当者であるKatherine Anna Kang氏。
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Ryan君は公式サイトにて『ダンジョン&ドラゴンズ』をプレイするのが大好きだと語ったほか、ビデオゲームでは『ブレイブリーデフォルト』や『ゼルダの伝説』、また『二ノ国』や『Minecraft』が好きだとコメント。バグフィックスなど『Angry Face』のアップデートを進めると共に、さらなるゲームを開発したいと意気込みを語っています。はたして彼がゲーム開発に将来関わることになるのか、今後の成長を気長に見守りたいところです。
My son's first video game, made with #unity : http://t.co/upNzbz6WDa
John Carmack (@ID_AA_Carmack) 2014, 8月 18
※文中の誤字を訂正しました。コメントでのご指摘ありがとうございます。