今年11月の発売が徐々に迫りつつあるBioWareのファンタジーRPGシリーズ最新作『Dragon Age: Inquisition』。海外メディアIGNを通して、同作へと最大4人のCo-opマルチプレイヤーが搭載されることが発表されました。
約200時間のシングルプレイヤーに対しこの4人Co-opモードは1プレイ20分から30分間が想定されており、ローンチ時には小さなセクションで構成された大規模レベルを生成する3種類のマルチプレイヤーキャンペーンと、9人のヒーロー(メイジ/メレー/アーチャーが各3人)が搭載予定とのこと。各キャンペーンでは10種のプリデザインされたエリアから5つを一気に戦い抜けることになり、敵の配置などが毎回異なることが明らかにされています。
シングルキャンペーンとマルチプレイヤーのストーリーの繋がりは薄い模様で、マルチプレイヤーに登場するキャラクターたちは「異端審問官のために働く人物」と設定されているとのこと。BioWareのクリエイティブディレクターMike Laidlaw氏はマルチプレイヤーのキャラクターを「検討する中で早期から考えていたことの1つは、マルチプレイヤーのキャラクターは"キャラクター"にしたかった。ミニフォロワーのようなもので、彼らは仲間内で気さくに会話をする」と説明しています。
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ゲームプレイも戦利品やチームベースの戦闘を中心としており、クエスト終了後は発見したゴールドを拠点に持ち帰ることが可能で、トレジャーチェストを開くことができます。チェストからはアイテムレシピや新しい装備、ポーションやグレネード、新規ヒーローやスキンのアンロックなどが入手可能です。またゲーム内には週刊の「Operations」と「Prestige」が存在し、前者は100万体のデーモンを倒すといった全世界のプレイヤーで攻略を目指すチャレンジが週刊で用意され、後者では個別のプレイヤーが25体の敵を倒すなどの目標をクリアすることで、キャラクターのアイコンやバナーといったコスメティック要素をアンロックできます。
なおBioWareのScylla Costa氏は、このマルチプレイヤーモードにてサブスクリプションやプレミアムメンバー向けの追加コンテンツは計画していないと伝えており、DLCはユーザー全員が無料で手に入れることができると約束。一方でゲーム内には"Platinum"とよばれる「時間を短縮するため」の通貨があり、『League of Legends』のように報酬を得るため長くプレイするか、通貨を購入してアンロックを加速するか選ぶことができる模様です。
このほかにも各キャラクターには2本のスキルツリーが用意されており、それぞれにおよそ20種類のスキルが存在したこと、マテリアルを使用してハンマーのダメージを強化したり、新たなアーマーセットを作製したこと、「Elven Ruins」や「Tevinter」や「Orlesian Palace」といったステージが今回のインプレッションでは確認されています。