海外メディアCinemaBlendによると、市場の動向を分析しているのはリサーチ企業、Sterne Ageeのアナリスト、Arvind Bhatia氏。四半期における本作の出荷本数が去年リリースされた『Call of Duty: Ghosts』を15パーセント下回ると予測しています。前作の2000万本からおよそ1700万本へ減少する背景を、3つの要因を添えて次のように説明しています。
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まず、前作に満足しなかったユーザーの反応に言及。本作が発売直後のレビューでハイスコアを記録して大きな話題にでもならない限り、前作ユーザーは本作のコンテンツにも懐疑的な姿勢を崩さないだろうと語っています。次に、PS3とXbox 360のタイトル売上本数が今年に入ってから大幅に減少している(PS3は50パーセント減、Xbox 360は46パーセント減)ことに触れ、本作のような縦マルチタイトルには決していい前兆とは言えないと説明。最後に、次世代機へ乗り換えるべきかをまだ検討しているユーザーは、どのプラットフォームに移行するかを決めるまでゲームを購入しない可能性があるとのことです。
すでに今作の予約数は前作の数字を下回っているとのことで、これら要因の影響は顕著なようです。しかし、開発元がSledgehammer Gamesにバトンタッチしたことに加えて、強化外骨格や様々な未来兵器によってシリーズへの革新性を追及している本作にかかる期待は決して無視できません。今回伝えられている要因が必ずしも前例を繰り返す根拠になるとは言い切れませんが、少なくともローンチ時における売上減退の予兆なのかもしれません。
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『Call of Duty: Advanced Warfare』は、PC/PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360を対象に、海外でActivisionから11月4日のリリースを予定。国内ではスクウェア・エニックスから11月13日に字幕版の発売が予定されており、価格は7,800円です。吹き替え版の発売は2014年内の予定ですが、詳細は明かされていません。
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