スペインの企業Omnipresenzより、実際の人間をゲーム感覚で操作する観光プロジェクト「Explore the world with a human avatar」の資金調達キャンペーンが開始されました。

「Explore the world with a human avatar」は自らの分身をゲームやチャット上に出現させ、自分の肉体のように操作する「アバター」のギミックを実際の人間に置き換えるという、新しい形の観光向けプロジェクトです。プレイヤーはPC向けの専用インターフェイスを通してアバターとなる実際の人間にリクエストを出し、ゲーム感覚で操作することが出来ます。


リアルアバターとなるのは、開発元のOmnipresenzスタッフ達。POVカメラなどの機器を装着した彼らは、プレイヤーに現地の映像を配信し、法に触れたり他人に危害を加えないというルールの下で、リクエストに応えながら動いてくれる模様です。

過去にもTwitchなどストリーミングサービスを利用した、配信者に行動を起こさせるインタラクティブな企画は存在していましたが、「Explore the world with a human avatar」では一人称視点かつユーザーフレンドリーなインターフェイスで指令を与えることが出来るとのことです。
プレイアブルキャラクターとして実際の人間を操作する、新感覚の一人称視点探索アドベンチャーとも言えるこの企画。目標金額は33,000ユーロ(約485.8万円)と設定しており、資金調達の結果次第ではOculus Riftとの連動も検討すると伝えています。観光向けサービスとしてリリースされる予定ですが、ゲーマーにとっても気になるプロジェクトなのではないでしょうか。