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世界的な脅威が心配される「エボラ出血熱」流行により、売上が上昇するという思わぬ影響を受けた伝染病パンデミック戦略ゲーム『Plague Inc.』。本作をきっかけとして行われている伝染病対策への寄付金額が76,000ドル(約897万円)を超えたことが明らかになりました。
『Plague Inc.』がリリースされたのは2013年。本作を開発したJames Vaughan氏は「エボラ出血熱」の流行以前より、感染症や健康問題に関する議論を行っており、本作ゲーム内でもそうしたニュースを告知するなど、健康問題へ積極的に関与してきた人物です。
Vaughan氏は「エボラ出血熱」の流行という恐ろしい状況に便乗したゲームと思われたくないと語ると共に、『Plague Inc.』の影響力でそうした状況に対する助けとなることを考え、今回の寄付キャンペーンを行ったと説明しています。
寄付キャンペーンでは、Vaughan氏自身もかなりの額の寄付を行った上で、『Plague Inc.』内でメッセージを表示し、プレイヤーへの呼びかけを行ったとのこと。寄付ページには現在までに80万プレイヤーが訪れ、76,000ドルの寄付が行われています。今回の寄付の結果にVaughan氏は、「本作とそのプレイヤーを非常に誇りに思う」と語っています。