2013年に行われたKickstarterキャンペーンでは目標を大幅に上回る114,060ドルを集め、ゲーム内容にも期待がかかっていた恐竜狩りサバイバルゲーム『The Stomping Land』。2014年5月からはSteamでの早期アクセスが始まりましたが、1度の大型アップデートを実施した後にデベロッパーSuperCritは沈黙。作者のAlex Fundora氏とも連絡が途絶えてしまい、9月の初めにSteamでの販売が停止されました。
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それから数週間後に突如として更新が再開し、Steamでの購入も可能になりましたが、結局沈黙し進展なく2014年は終了しました。今年に入ってからは1月にフリーランスのモデラーVlad Konstantinov氏が公式フォーラムで現状を報告。彼自身、Fundora氏と連絡が取れず、賃金も支払われていない事を明かしました。また、テクスチャアーティストへの支払いはKonstantinov氏が肩代わりしたそうです。
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Konstantinov氏はこのまま沈黙が続くのであればプロジェクトを離脱し、制作したモデルの販売を含め必要な措置をとると宣言。実際、今月初めに別の恐竜サバイバルゲーム『Beasts of Prey』のチームへの合流が発表されていました。
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『The Stomping Land』の方向性やビジョンは非常に興味深く、多くの人が期待を寄せていただけに、クラウドファンディングや早期アクセスのイメージを貶めたFundora氏の行為は残念でなりません。何故こうなってしまったのか、今後どうなるのか、Fundora氏はユーザーに説明しなければならないでしょう。プロジェクトの継続・消滅に関わらず、誠実な対応が求められます。