NVIDIAは、米国シリコンバレーで開催中のGPUテクノロジ・カンファレンスでPC向けトップエンドグラフィックボードGTX TITAN Xの詳細を発表しました。

GTX TITAN Xは、トップエンドグラフィックボードTITANシリーズの新製品。Maxwellアーキテクチャを採用し、3072基のCUDAコアと12GBのVRAM、80億のトランジスタ、7テラフロップスSP/0.2テラフロップスDPの処理性能を備えています。また、効率的なアンチエイリアスのMFAAや4K解像度をフルHDモニタで再現するDSR、光の反射をボクセル単位で計算するVXGI、DirectX 12に対応。NVIDIAによるパフォーマンス比較とカタログスペックは以下の通りです。
- ■GeForce GTX TITAN X
- GPUエンジンスペック CUDAコア: 3072
- メモリスペック メモリクロック ( Gbps ): 7.0Gbps
- カードの特徴 SLI Ready対応
- スペック 最大デジタル解像度: 5120x3200
- 寸法 高さ: 4.376インチ
- 電力と温度 最大温度: 91 C
ベースクロック: 1000 MHz
ブーストクロック :1075 MHz
テクスチャ・フィル速度: 192 GigaTexels/s
メモリ量: 12 GB
メモリ・インターフェース: 384-bit GDDR5
最大バンド幅: 336.5 GB/s
SLI タイプ: 4 -way
プログラミング環境: CUDA
DirectX 12
バスタイプ PCI-E 3.0
最大 VGA 解像度: 2048x1536
メディア接続: Dual Link DVI-I、ディスプレーポート、HDMI
マルチディスプレイ対応
HDCP対応
HDMIオーディオ: Internal
長さ: 10.5 インチ
幅: デュアルスロット
消費電力: 250 W
最小限必要な電力: 600 W
電気接続: 6-pin & 8-pin

4K解像度における各タイトルのfps比較

GPUパフォーマンス
過去製品のGPUと比較すると、3D Mark Fire Strikeによるベンチ結果ではTITAN Zに近い性能が出ています。また、カタログスペックにおけるTITAN Zとの比較ではVRAMのベースクロックとブースとクロックが向上しており、消費電力が250Wに抑えられています。
GTX TITAN ZはNVIDIA公式ストアより海外向けにリリース中。価格は999ドルです。なお、国内での発売は現在発表されていません。