◆特別な空間であるアーケードで遊べる、特別な作品に
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第1部は、スクウェアエニックス代表取締役社長の松田洋祐氏の挨拶からスタート。同氏は「『ディシディア ファイナルファンタジー』はシリーズ生誕20周年を記念した作品でした。そしていま、30周年を目前にしてアーケード版として発表できることを嬉しく思っています」と述べました。
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スクウェアエニックス間一朗プロデューサーは、「語るよりご覧になっていただき、このタイトルの素晴らしさを実感していただきたい」という本作への自信を覗かせていました。
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次に登壇したのは、本作の開発に携わったコーエーテクモ代表取締役社長の襟川陽一氏、コーエーテクモのTeam NINJAプロデューサー早矢仕洋介氏。襟川氏は「本作は、アーケードや家庭用など様々なハードで切れの良いアクションゲームを長年作ってきたTeam NINJAが担当しており、精一杯開発をしていますので大いに期待し楽しんでいただきたいと思います」とコメント。
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早矢仕氏は、「Team NINJAは1996年にアーケードタイトルを作るために編成されたチームです。スマートフォンの普及により手軽にいつでも遊べるゲームが増えてきた中で、アーケードはゲームを楽しむための特別な空間であり、『ディシディア ファイナルファンタジー』がそこでしか遊べない特別なものになるように、皆さんと協力して開発にあたっておりますのでご期待ください」と本作に懸ける思いを伝えていました。
◆PS4のコアシステムを使用し、将来的には家庭用にも?!
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コアシステムは、PS4をアーケード向けにカスタマイズしたものを使用している本作。続いては、ソニー・コンピュータエンタテインメント ジャパンアジア プレジデント盛田厚氏。「プレイステーションはアーケードの世界をいかに家庭に持ち込むかというのが原点。『ディシディア ファイナルファンタジー』はワールドワイドにファンが多い作品であり、プレイステーションにとっても大切な作品です。その最新作にPS4のコアシステムを使用したいとご提案いただいのはとても光栄でした。とにかくまずはアーケード版を充分に楽しんでいただき、将来的にはコンシューマー版ならではの体験を提供できるように相談しております。楽しみに待っていてください」と、PS4版への可能性を感じさせるコメントを伝えていました。家庭用版について、間氏は「主戦場はアーケードですので、稼働から1年間は移植しない予定です」としています。
◆野村哲也さんが登場!新キャラクターラムザのイラストが公開
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ここからは第2部のスペシャルゲストについて。前作のメインキャラクターのイラストを担当した、スクウェアエニックス野村哲也氏は、今作でも引き続きイラストを担当するということで、サプライズとして新キャラクターラムザのイラストが発表され、会場は驚きと興奮に包まれました。
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ただ、残念ながら初期サービスでは収録されないとのこと。なお、野村氏は今後もラムザ以外のキャラクターデザインも描く予定ですので、更なるキャラクターの登場に期待がかかります。
◆スペシャルゲストの豪華声優陣
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本作のクラウド役を務めている櫻井孝宏さん、新キャラクターのヤ・シュトラ役の茅野愛衣さんも登壇しました。櫻井さんは2月14日に行われたJAEPOでもメインMCを担当しており「JAEPOでは今日のイベントを告知していたので、とても楽しみにしていました」、茅野さんは「ヤ・シュトラの持つ神秘的な雰囲気を出せるように演じました」とコメントしました。
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さらに、バッツ役を演じる保志総一朗さん、ラムザ役の立花慎之介さんも続けて登壇。明るい雰囲気で挨拶をした保志さん、一方の立花さんは「ゲーマー代表で来ました!」とユーザーとしてもプレイする気充分の様子でした。
◆大興奮のエキストラマッチ開催
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さらに第2部では、ゲストの方々も交えてのエキストラマッチが開催されました。櫻井さん・保志さん・間氏が「ライトニングチーム」、茅野さん・立花さん・コーエーテクモの謎の助っ人が「オニオンナイトチーム」の2チーム分かれて対戦がスタート。今回使用したのはロケテスト用のバージョンで、EXスキルは予めプリセットされている2つの中から選択可能。Aの方がベーシックなセットで使いやすいとのことでしたが、立花さんはそっとBを選択していました。タッチパネルによるチャットも行われ、忙しなくコメントするティナの姿も。
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いよいよバトルがスタート。ライトニングの攻撃が不発する中、オニオンナイトチームがイフリートを召喚。中盤では、ウォーリアー・オブ・ライトが全員から狙われたり、遠くの方でティナがトランスを使いこなしていたり、各所で戦いが行われる中、ライトニングチームがイフリートを召喚。イフリートはブレイブ攻撃のみを行い、攻撃前に細かい粒子で攻撃場所の予兆が表示されます。白熱したバトルは、両者決着がつかないまま引き分けで終了。スコアは立花さんの操作するティナが1位となりました。
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立花さんは、「どこから狙われるか分からないドキドキ感と自分が決める攻防の面白さ、キャラクターによるギミックの違いなどたくさんの楽しめる要素がありますね」と興奮気味にコメント。保志さんは、「簡単に攻撃ができるので、感覚でプレイして楽しめるゲームだと思いました。ド派手な演出も見て飽きないです」と、充実した体験を伝えていました。
◆声優さんに選ばれたユーザーによる試遊会も開催
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続いて、ユーザーによる試遊会が開催。参加者には野村氏が当日のお昼に作ったという、出来たての記念のTシャツがプレゼントされました。櫻井さんは、「ムービー画面のようなクオリティでそのままキャラクターが動くので、思わず見とれてしまいます」とコメント。茅野さんからは、「戦況に応じて空の景色が変わるのがファンタジー映画観たいで迫力がありました」と伝え、もっと上手にプレイできるようになりたいですと意気込みも語っていました。
◆エンディング
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終始笑いの絶えない和やかな雰囲気で進んできた発表会も、エンディングへ。櫻井さんは「高いクオリティとグラフィックでキャラクターを操れるのは、昔からゲームをプレイしていた身としては感動的でした」、茅野さんは「是非ヤ・シュトラさんをたくさん使っていただけたら嬉しいです」、保志さんは「上手く操作できない歯がゆさを感じつつ、やりこんでキャラクターを使いこなせる楽しさの一端を感じられたかなと思っています」、立花さんは「スピーディーなゲーム性ながら直感的に楽しめる作品だなと思いました。また、人のプレイを観ているのもとても迫力があり楽しいので、ロケテストに参加してみてくださいね」とコメントをしていました。
鯨岡氏からは「今まで最高の手触りの『ディシディア ファイナルファンタジー』になっていると思います」、間氏からは「味わったことのないゲームプレイの感覚とファイナルファンタジーの看板を引っさげて、アーケードに殴りこみをかけていきたいと思っています。皆さま、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです」、野村氏からは「今日の裏話をmdラジオで配信予定ですので、そちらもお楽しみに」と、最後まで明るい雰囲気での終幕となりました。
◆発表会総評
ハイスピードで激しい演出はそのままに、3対3という新しいバトルシステムになったことで、協力プレイの楽しさも加わった本作。特に召喚獣は、PSP版では2Dのイラストとエフェクトという演出でしたが、本作では登場ムービーに加えて戦場で大暴れするようになり、より戦況を左右する要素になったと思います。また、家庭用ユーザーに配慮したコントローラーの形、女性ユーザーに配慮した簡単操作──など、シリーズファンを取り込む工夫も多数見られました。本格稼働時期は2015年秋予定となっています。
記事提供元: インサイド