いよいよ7月16日に発売となる『バットマン:アーカム・ナイト』。それを祝して、7月15日、秋葉原はUDXシアターにおいて発売記念イベントが行われました。
報道陣が詰めかけた会場には、「ワーナーブラザーズ・ホームエンターテイメント マネージング・ディレクター日本代表 福田太一氏」や「ソニーコンピューターエンタテインメント・ジャパンアジア(以下SCEJA) プレジデント 盛田厚氏」が登壇。また、スペシャルサポーターにグラビアアイドルの篠崎愛さん、そしてCMに起用された俳優の山田孝之さんから特別な映像コメントが届きました。
今作『バットマン:アーカム・ナイト』は、2014年のE3で「ベストアクションアドベンチャー」を獲得、各賞にノミネートされるなど、発売前から高い注目と期待を受けた作品。発売後にはイギリスのゲームチャートで2週連続首位を獲得し、「metacritic」(ゲームレビューの集積サイト)でも高得点を叩き出しています。制作は「Rocksteady Studios」。
◆福田・盛田両氏によるコメント
まずは、福田太一氏と盛田厚氏が今作についてコメント。『バットマン:アーカム』シリーズの最終作となる今作だけに、高い熱意と強い意志を感じる発言です。
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福田太一氏:このシリーズは「ギネスワールドレコードで最高のヒーローゲームに指定されたゲーム」のフランチャイズ。初代以降2010年に『アーカム・アサイラム』が出て、『アーカム・シティ』ではMetacriticで96点と、2011年で最大のスコアを記録しました。そして『バットマン:アーカム・ナイト』は、シリーズ最高の作品を実現したと自負しております。「究極のバットマン体験」である今作は、今までの「バットマンを操作する」というゲームから、「バットマンそのものになれる」もの。CMでは山田孝之さんが「バットマンになれるんです!」とおっしゃっていますが、まさにその通りになって、「ボットマン」……ゲームに「没頭できるマン」、というところが最大のポイントとなっています。我々自身がすばらしいゲームを作れたと考えていますので、少しでも多くの日本のゲームプレイヤーに楽しんでいただきたいと願っています。
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盛田厚氏:私も子供の頃からバットマンが好きで、当時……白黒映像の頃から観ていました。子供の頃ってやはりヒーローに憧れるので、観た後は「ぼくあしたからいい子になろう!」って誓って。それが今どうなったか分かりませんが(笑) そんな想いのある「バットマン」をPS4のゲームとして発売する事ができて、本当に嬉しく思っています。今作を「日本でどう展開するか?」ワーナーさんと、時には深夜まで話し合ってきました。PS4の性能やパワーをフルに活かした作品に仕上げていただいておりますので、PS4をお持ちの方はもちろん、お持ちでない方も是非ハードウェアも買っていただいて、これまでと全く違うゲーム体験を楽しんでください!
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PR高山氏:今作『バットマン:アーカム・ナイト』を一言で言うと、「究極のバットマン体験ができるゲーム」です。バットマンになれるゲームですね。今シリーズは世界中で大ヒットしており、日本でも根強いファンの方々がいらっしゃいます。「世界で最も評価されたヒーローゲーム」であるこのシリーズは、初代の『バットマン:アーカム・アサイラム』以降「ヒーローゲームってすごいよね!」という風潮を作ってしまったゲーム。それまでのヒーローゲームは「子供が楽しめればいいんじゃないか」という風潮があったと思うのですが、「大人向けのゲーム」「大人が楽しめるエンターテイメント」として作り込まれたのが『バットマン:アーカム・アサイラム』なのです。だからこそ、2011年に『バットマン:アーカム・シティ』はMetacriticで最高点が穫れた。大人やコアゲーマー、そうでない方もきっと驚きます。
なお、初回限定特典として、「ハーレークィンパックDLCコード付き」を発売。ハーレークィン独自の武器やガジェット、特殊能力が使用可能となる特典が付いています。なお、DLC(ダウンロードコンテンツ)は基本的に英語音声・日本語字幕の仕様との事。ゲーム本編は完全フルローカライズで、日本語吹き替えです。
◆キャットウーマンと実機プレイ
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「すっごいテンションあがってます! 可愛くてセクシーなキャットウーマンに憧れてましたので、今回着れて嬉しく思っています!」と語ったのは、スペシャルサポーターとして壇上に上がったキャットウーマンコスプレの篠崎愛さん。PR高山氏による「究極のバットマン体験」実機プレイを通じて、ゲームの魅力に言及しました。
究極のバットマン体験とは?
1.究極のオープンワールド
今作は、日本でも徐々に馴染みつつあるオープンワールド。視界に入るほぼすべてのところへ行く事が可能で、荒れたゴッサムシティを360度自由に探索できます。決まりきったステージではなくて、次の行動を自ら考え探索してストーリーを楽しむというところが大きなポイントとなっています。
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2.究極の戦闘マシン
みんな大好きご存じバットモービル。映画だと、シリーズごとに形を変え趣向を変えて、私たちを楽しませてくれました。そのバットモービルを、今作では操作できるようになったのです! 乗り込む際にもストンとスムーズに乗り込み、また街を自由に走るだけではなく、戦闘モード、戦車様の形態で敵を撃破するミッションなども備えています。上部60ミリキャノン砲や誘導ミサイルをぶっ放して楽しめるので、その爽快感たるや堪らないもの。こちらは映画作品でも出てきていない、今作オリジナルのものとなっています。
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3.究極のバトル
シリーズに引き続き、今作でも「フリーフローコンバット」を採用。これはごく簡単な操作で、アクションゲームが得意でなくても派手で爽快なアクションを用いて敵を倒せるもの。□ボタンと△ボタンだけで楽しくプレイ可能となっています。また上級者にはもっと複雑なアクションも用意されているので、初心者から上級者まで幅広く楽しめる事でしょう。バットマンだけではなくキャットウーマンもプレイアブルキャラクター。簡単な操作でキャラを切り替えて、二人で協力して敵を倒す事もできます。
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4.究極のストーリー
ジョーカー亡き後、強敵スケアクロウの元に集ったスーパーヴィラン達が胎動を始める……。ジョーカーのいなくなったゴッサムシティが描かれるのは非常に貴重で「ジョーカーが死んだ後もゴッサムシティには悪人がいて、今か今かと水面下で蠢いていたところにスケアクロウが蜂起した」というストーリーは、バットマンのヒーロー・ヴィラン(悪役)達が勢揃いするファン垂涎のもの。数多くのミッションやストーリーがあなたを待っています。
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これらを総じて、「究極のバットマン体験」と呼ぶそう。ただバットマンを操作するのではなく、自身がバットマンになってゴッサムシティを楽しみましょう。
◆俺がバットマンだ!
ここで、個性派であり正統派でもある、俳優の山田孝之さんからのビデオメッセージとCMが流されました。
山田孝之:ボクの待ち望んだPS4の『バットマン:アーカム・ナイト』が発売になります! ボク自身もバットマンに没頭しているCMを、是非ご覧ください!
居酒屋で他の客に迷惑をかけまくる山田孝之扮するバットマン、「没頭マン(ボットマン)」の映像が流れ、そのシュールな世界を展開。上司に「コスプレはやめて」と懇願された山田孝之さんは「コスプレなんかじゃありません! 俺が……バットマンだ!!」と叫びます。山田孝之さんと言えば、これまでにもゲームに没頭するあまり仕事が手に着かず、休んだりぶっ飛んだりする役柄を演じていました。ゲーム好きな人だけに、半分くらい本気で思ってそうですけど(笑) そんな同氏が演じた「没頭マン(ボットマン)」。この面白さは、是非一度CMをご覧になって実感してください。
◆究極の夏が!
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ここで、プレゼントは好きですか? とMCに尋ねられて「好きです!」と即答した篠崎愛さんに、「PS4 バットマン:アーカム・ナイト KNIGHT EDITION」(『バットマン:アーカム・ナイト』同梱)が、SECJA盛田氏から手渡されました。「本当にもらっていいの!?」と驚きを隠せない様子の篠崎愛さんは、「すごいのもらっちゃいました」と喜び小躍りして、「PS4究極のゲーム、『バットマン:アーカム・ナイト』手に入れたら究極の夏が待ってるぞ♪」と締め括りました。
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世界中で長く幅広い世代に愛され続けて来たバットマン。街中の様々なポイントからポイントへ飛び行きますが、クエスト中にはバットサインが示されるので、目的地も分かりやすくなっています。そしてバットモービルが映画「MIB」のトンネルを走る車の様に、壁、天井などをゴリゴリ走って行く様は、見ているだけで楽しいもの。ただ街中を走って敵を倒すだけではなく、迷宮を走って謎解きするような場面でも活躍できるので、単なるアクション作品の範疇にとどまらない楽しみ方も体感できます! また、これだけのクオリティとアクションがあって、最初から最後までロード画面が一つもない、というから本当に驚かされます。実機プレイでもラグなどはなく、非常にスムーズでした。
『バットマン:アーカム・ナイト』は、2015年7月16日発売。プラットフォームはPS4専用で、価格は7,600円(税抜)となっています!
記事提供元: インサイド