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開発中止となった『Silent Hills』では小島秀夫監督とタッグを組んでいたギレルモ・デル・トロ監督ですが、海外サイトShacknewsがSan Diego Comic-Conで行ったインタビューの映像を公開、その中でデル・トロ監督は「二度とゲームに関わらないと決めた」と語りました。
「私はゲーム業界の厄介者であることが証明されました。THQと組んだらTHQが破産し、小島監督と組んだら小島監督はコナミを去ってしまった」とデル・トロ監督は過去の経緯を振り返り、ゲームとの関わりを断つのは他の誰かの人生を壊さないためであると説明。「もし誰かと組めばその人の家が爆発するか、何かが起きてしまう」と述べています。
デル・トロ監督がTHQと制作していた『inSANE』。2012年にキャンセル
『inSANE』と『Silent Hills』は実現に至りませんでしたが、デル・トロ監督はTHQや小島監督から多くのことを学び、物語の見方が変わったとのこと。そして、小島監督の仕事を愛しており、今後も友人として彼から学び続けるだろうと語っています。
なお、他の会社がデル・トロ監督の作品に基づくゲームを作ることは可能とのことですが、監督自身がゲームを作ることはやはりできないようで、「私が別のゲーム開発に参加すると第三次世界大戦が始まる」とコメントがさらにスケールアップしています。
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ちなみに、San Diego Comic-Con以降に行われたIGNのインタビューでは、小島秀夫監督との新たな共同プロジェクトが示唆されていましたが、前述の発言からするとゲーム以外でのプロジェクトとなるのでしょうか。デル・トロ監督の今後の動向が気になります。