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2D風グラフィックとアンビエントなゲーム体験が印象的なアドベンチャー『Proteus』を開発したEd Key氏は、ロシア民話にインスパイアされた実験的ストーリーテリング/アドベンチャー『Forest of Sleep』を発表しました。
絵本のようなグラフィックで描かれるイラストとアニメーションが特徴的な本作。プレイヤーは王国と目印との間を旅する3人の子供達を導き、おかしな要求をする奇妙な人々を助けたり、暗い森でキャンプファイヤーを囲んで歌ったりといった行動を取っていきます。オブジェクトやキャラクターに対して行動を取ることで、そのリアクションとして物語が生成されていくとのこと。『Proteus』同様、本作にもテキストは存在せず、映画表現を用いて物語が描かれるようです。
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『Forest of Sleep』の肝となるイラストやアニメーションは、20世紀後半の東ヨーロッパの伝統の影響を受けて描かれたもので、Nicolai Troshinsky氏が担当。余談ですが、同氏の短編アニメ作品「Astigmatismo(アスティグマティズモ)」(公式サイト)は、第15回広島国際アニメーションフェスティバルで優秀賞を受賞しています。
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本作は、Ed Key氏とTroshinsky氏の他、サウンドデザイナーとプログラマーの4人でTwisted Tree Gamesとして開発。2014年から開発を行っており、PCとタブレット端末で2016年後半のリリースを目指しているとのことです。