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2015年9月2日に配信されたmarbenx開発の『Shower With Your Dad Simulator 2015: Do You Still Shower With Your Dad?』。長いタイトル、荒いドットで描かれたビジュアル、98円という低価格、一見するとシミュレーターブームに便乗したゲームと思いがちですが、プレイしてみると意外と作りこまれていたのです。
まず、ゲームを起動するとオールドPCを彷彿させるブートアップ画面が表示されますが、これを見た瞬間に本作のビジュアルスタイルは手抜きではなく、優れたセンスによる洗練されたミニマリズム的表現であることが理解できます。
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ブートアップ画面
本作では「シャワー室で自分のパパのもとに駆け寄る」という基本設定をベースに、デフォルトで3つのゲームモードが用意されています。
- ENDURODAD: 父親を間違えるまでエンドレスで続けるモード。集中力が試される。
- DADATHLON: 短い時間で瞬時に判断する力が試されるモード。自キャラはランダムで変わるので要注意。
- DAD DIVISIONS: 次々と落ちてくるパパを正しい息子で引き寄せるモード。手が伸びる息子は何者だ。
いずれもシンプルなゲームですが、操作は矢印キー(一部モードではマウスを使用)のみとなっているため、ちょっと気を抜くとミスをしてしまいます。
ゲームをプレイしていると稀にアイテムがアンロックされ、ENDURODADモードとDADATHLONモードで出現するようになります。これらのアイテムは時間を遅くしたり、別のパパを選んでもセーフになったりするような効果を持っており、記録の更新に役立ちます。
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アンロックアイテム
『Shower With Your Dad Simulator 2015: Do You Still Shower With Your Dad?』のサクサク遊べるシンプルさは、恐らく98円以上の面白さがあります。ゲーム開始前のクスっとくるパパの名言集も必見。Steamウォレットが中途半端に100円ほど残っているのなら、本作の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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実は上記以外にも皆様に紹介したい面白要素があるのですが、それを言ってしまうとプレイ時の驚きが減ってしまうため、次のページにスクリーンショットを掲載しておきます。できれば次のページを見ずに、実際にプレイしてご自身の目で確かめて頂きたいです……。