
先週の東京ゲームショウ2015で発表されたWargaming.netの『World of Warships』正式ローンチ。同社のCEOビクター・キスリー氏にGame*Spark/INSIDEは単独インタビューし、『WoWs』のリリースがTGSに決まった経緯や、新作SFストラテジーの『Master of Orion』の国内発売について語ってもらいました。
――『World of Warships』が9月17日より正式ローンチされましたが、今のお気持ちを教えて下さい。
ビクター・キスリー氏(以下、キスリー): 今回発表出来たことに大変興奮を覚えており、そして長いオープンβがありましたし過去にも様々なアルファテストやベータテストを乗り越えてようやく正式サービス開始までこぎつけることが出来ました。今回ユーザーの皆様が楽しんでプレイすることを楽しみにしています。
また、東京ゲームショウ2015で正式サービス開始を発表できたことも本当に素晴らしいと思いますし、これによってより多くの日本の方々にこのゲームに興味を持っていただき、そして尚且つ楽しんでいただけるのではないかと思います。
さらに、ゲームにおける戦闘などを解析したところ、非常に多くの方々が平均3時間ほどプレイしています。これはゲーム内の試合数に換算すると8試合から11試合ほどプレイしているので、この結果だけで多くのプレイヤーがハマるほど楽しんでいるので「このゲームは絶対に成功する」という確信を持っています。
――World of Warshipsのローンチ日が、TGS開催中の9月17日に設定した理由は何ですか?
キスリー: ゲームの開発自体はもう少し前からある程度完了していたのですが、やはり東京ゲームショウという素晴らしい場があって、多くのユーザーにニュースを届けることが出来ると言うことで決めました。

――『WoWs』正式リリース後のWargamingはどのような変化が起きると予想していますか?
キスリー: 我々はいつも変化していると考えています。そのため、新しいタイトルや『WoT』の新しいプラットフォームでの展開を発表したりと、常に良い方向に変化していると考えているので、特にここから大きな変化が起きるとは思えませんが、良い方向に成長すると考えています。
――Wargamingが日本で活動を開始してから2年が経過しましたが、日本のユーザーからの知名度はどれほど変化しましたか?
キスリー: 日本のコミュニティの対する変化というのは、当初発表したときよりも大きく成長しています。そして何よりもWargamingのタイトルを多くのユーザーが楽しんでおり、尚且つ長い間プレイしているので、我々も可能な限りアジアや日本のユーザーに対してのサポートを増やしていました。日本オフィスを開設やローカライズ、そしてサポートを全て日本人に担当させたり、コラボレーションなどを実施してきました。
我々がやりたいこととしては、日本のプレイヤーの方々を可能なかぎり楽しませたいので、日本の重戦車ツリーや、日本でポピュラーなコンソール機であるPlayStation 4での提供など、日本ユーザーに向けたアップデートなどをリリースしています。

――先ほどの話にでたPS4版『WoT』に関して質問ですが、開発が決まった経緯を教えて下さい。
キスリー: まず、コンピューターゲームの開発会社というものは100%成功するというものはありません。我々Wargaming.netは、Xbox One/Xbox 360のプラットフォームでも『WoT』を展開しており、SCEと良い関係を築けたので今回のPS4版でも楽しんでもらえると確信のもと、新しいプラットフォームへの進出を決定しました。加えて、PS4は日本において最も親しみ易いハードであるので、過去にリリースしたXboxプラットフォーム版とは違い多くのユーザーに楽しんで貰えると考えています。
――旧世代機とはいえ、まだまだユーザーの多いPS3での『WoT』展開は考えていますか?
キスリー: やはり今現在では計画されていないこととPS4版に注力したいのですが、PS3版がないとは言えません。
――PS4とPS Vitaとの連携機能は考えていますか?
キスリー: PS VitaとPS4とのプレイステーションリモートプレイには対応させようと思っています。現在開発チームはその機能に問題が内容に作業を進めているので、PS Vita向けに何かをするというのは現状手がつけられていません。
――『Master of Orion』の開発が決定した経緯はなんですか?
キスリー: 我々は2年前、ATARIが開催したIPオークションに参加しました。多くの会社がこのIPを欲しがったため金額が予想より5倍以上膨れ上がりましたが、無事落札して開発をすすめることが出来るようになりました。
我々は、今現在F2Pタイトルを複数リリースしているもののその原点はターン制ストラテジーです。そのため、私達が思いついたことは過去の伝説的なタイトルを蘇らせたいということでした。それに、私自身このタイトルが本当に好きなので、子供たちや他のユーザーにその思いを共有したいと思い開発を進めました。恐らく、現在のユーザーはオリジナルの『Master of Orion』が動作する古いPCすら持っていないため「プレイするにはどうすればいいのか」という思いもあります。

ただこれは簡単なタスクではありません。多くのユーザーが愛したゲームのため、過去に様々な伝説や栄光を生み出したこともあり、いかにそれらを崩さないように、グラフィックやサウンドを現代に合わせてアップグレードしながら開発を進めています。ただ作り直しているだけではなく、新しい要素も必要になってきているため、素晴らしい出来になっていると思います。
また再び過去の栄光を共有出来ると思います。我々としては単に利益のだけに開発しているだけではなく、過去に失われた素晴らしいゲームを現在に蘇らせたいからです。加えて、本作は日本に向けたローカライズが実施される予定です。
――『Master of Orion』の販売形態はどのような形になるのでしょうか?
キスリー: 本作はSteamなどのダウンロード販売形式でリリースする予定です。我々は、複数のF2Pタイトルを出していますが、F2P要素を入れてしまうと恐らくゲームの伝説を台無しにしてしまうと考えているからです。
――最後に『World of Warships』の正式ローンチということで日本のユーザーに向けてコメントをお願いします。
キスリー: 私個人としては、今すごく『World of Warhips』をプレイしています。何故かと言えば、Tier 10の戦艦“大和”や駆逐艦の“島風”のほしい艦艇があるからです。是非、皆さんも『WoWs』をプレイして私より早く手に入れられるかチャレンジしてみてください。もちろん、簡単な道のりではないのでとても長い時間がかかるかもしれませんが、その道中にもいろんな楽しみが待っているので楽しんでください。
――ありがとうございました。
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