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2010年にPS3とXbox 360にてリリースされ非常に高い評価を得た、Rockstarのオープンワールド西部劇アクション『Red Dead Redemption』。根強い人気を持つ本作はPC版のリリースを求める声も多いですが、現在まで実現には至っていません。そんな中、本作のリードマルチプレイヤーデザイナーとしてRockstar San Diegoに勤めていたKris Roberts氏(現在はSOEにて『H1Z1』の開発に参加)が、自身のTwitch配信において“今まで『Red Dead Redemption』のPC版が意図されたことはなかった”と語りました。
言及は26:19より
Roberts氏によれば、開発全体では当然PCベースでWin32クライアント向けに動作していたものの、スタジオの慣例通りXbox 360/PS3タイトルとして予定されていたため、本格的なPC向けの最適化が議論されることはなかったとのことです。これは本作より前に発売(2008年)された、『Grand Theft Auto IV』のPC版最適化に難があったことも影響しているのかもしれません。また、Roberts氏はRockstarが『Grand Theft Auto V』のPC版を発売したことについて、本当に衝撃を受けたと話しています。
なお、Roberts氏の話はあくまで彼が在籍していた当時のものであるため、現在PC版『Red Dead Redemption』の計画が存在していないとは断定できません。『Grand Theft Auto V』のPCおよび新世代機版が成功した今、『Red Dead Redemption』のリマスターを望むファンの熱意はより強くなっているのではないでしょうか。