【その1】大空を翔ける物語が楽しめる!
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本作は、サンドボックスゲームというジャンルでありながら、RPGのようなストーリーモードをベースに進んでいきます。12歳のころに、偶然手に入れた「スウィフトの書」で科学を知った主人公の少女と弟のレミュエル。ふたりはスウィフトの書を解読し、手作りの「翔船」を完成させることに成功します。その船で浮遊島郡ラピュータを探索中、主人公は謎の魔女によってネコに姿を変えられてしまいます。自分の本来の姿とさらわれてしまった弟を取り戻すため、少女の大冒険がはじまります。
【その2】ユニークな島がたくさん登場する
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登場する島は、茨で覆われた島や水中探索ができる湖の島、危険な溶岩がある島などユニークなものが多数登場し、プレイヤーの冒険心をくすぐります。本作には石像を集めるという目的がありますが、どの島から順番に回っていくのかはプレイヤーの自由。1つの島をクリアして次の島に向かうという緩やかな目標があるので、サンドボックスゲームが初心者のユーザーでも何をすればいいのか迷子になることはありません。
【その3】かんたん操作で攻略アドバイスもあり
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基本操作は左スティックと◯ボタン・□ボタンを中心としたシンプルな設計になっており、アイテムの選択や設置をスムーズにできます。翔船の操作は右スティックで行うため、キャラクターの移動を合わせて動かすことが可能。クラフトもアイテムを選択するだけの分かりやすい仕様です。また、弟のレミュエルによる便利なアドバイス機能も搭載されているので、困ったときの参考にしましょう。
【その4】自分好みの船をカスタマイズできる
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大空を冒険するのに必須となるアイテムが「翔船」です。稀鉱石アダマントと磁石の反応によって宙に浮く動力部を中心として船体を組み、推進力を得るためのプロペラや帆を設置して自分だけの「翔船」を造れるのが本作の魅力。船の材料は浮遊島で掘削したり、樹木を伐採したりすることで入手できます。初めはシンプルな船から作り始め、慣れてきたらドラゴンなどの大型モンスターに備えて大砲を装備して立ち向かいましょう。スピード重視にするか攻撃力重視にするか、羊や木を育てる家のようなデザインにするかは、プレイヤーの思いのままです。
【その5】素材を集めてクラフティングができる
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『エアシップQ』では、フィールドにあるブロックや敵を倒して素材を集め、アイテムを作ることができます。クラフトできるアイテムは、敵を攻撃するのに使う武器、地面を掘るのに使うハンマー、翔船用の船板や砲台など多種多彩。最初は一部しか作ることができませんが、冒険を進めて新たな石像に触れることで、作成できるアイテムの種類が徐々に増えていくので、次はどんなアイテムが作れるようになるのか、わくわくしながらプレイできます。
【その6】地上にお城を作れる
プレイヤーの想像力を駆使して色々なものが作れるのがサンドボックスゲーム。本作で作れるのは、翔船やクラフトアイテムだけにとどまらず、例えば何もないところにお城を建てることだってできます。まずはお城の素材を集めて、土台となる土地を整地し、お城の内装や外観用のアイテムをクラフトします。雨が降ったり暗くなったりしつつも、自分好みのデザインにカスタマイズしていき、最終的には動画のような、立派なお城が完成します。自由な発想で他にも色々なものづくりに挑戦しましょう。
【その7】自然の法則を活かしたフィールド探索
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『エアシップQ』のフィールドは、自然の法則に近いかたちで構築されています。樹木は時間の経過と共に育っていったり、島の底に穴を開ければ水を抜くこともできます。他にも、触れるのも危険な溶岩は、氷を上に設置することで溶けて水になり固まるなど、攻略しにくいエリアは自然の法則を基に考えると、案外すんなり進めてしまうこともあるかもしれません。
【その8】手ごわい敵キャラクターと戦える!
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プレイヤーの行く手に立ちはだかるのは、仕掛けだけではありません。空中を飛ぶグリフィンやドラゴンといった強敵も出現します。湖の島にいるブルードラゴンはそのまま攻撃しても水に阻まれてしまうので、島の底に穴を開けるといった工夫が必要。一方、強力な追尾攻撃を持つグリーンドラゴンは、翔船や自身の武器を強化して総力態勢で挑んだりと、敵に応じて異なる戦術を用いて歯ごたえのあるバトルを楽しみましょう。
【その9】様々なミッションに挑むクエストモード
島を探索するストーリーモードとはちがう遊び方ができるのが「クエストモード」です。例えば、せんかんドレスデンでは、「敵戦艦に乗り込み、財宝を奪え」というミッションが与えられます。仕掛けられた電撃、砲弾などをかいくぐり、見事お宝を手に入れることができるでしょうか。
【その10】マルチプレイで友だちと競争できる
『エアシップQ』では、ひとりでマイペースに遊ぶ以外にも、最大4人のマルチプレイが楽しめます。一緒に地中深くに眠るダイヤモンドを3つ採掘したり、塔の一番上にある石像にタッチするのか競争したり、それぞれ自由にデザインした船を持ち寄ってレッドドラゴンに挑んだりと、様々な遊び方が用意。時に助け合い、時に邪魔し合いながら、友だちとわいわい騒いで遊べるのも本作の魅力です。
【おまけ】可愛くてイキイキしたキャラクターに癒やされる
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主人公をはじめ、登場するキャラクターたちは細かいドット絵で丁寧に描かれています。敵モンスターのドラゴンは動きもしなやかで、見応えあり。プレイヤーが一番接するキャラクターである主人公は、走ったり飛んだりする際に表情がコロコロと変わり、時に笑ったり驚いたり怒ったり。冒険の合間にあくびをしたりうとうとと眠ってしまうこともあり、とにかく可愛らしいです。
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以上、『エアシップQ』にこめられた「10の魅力」をお送りしました。プレイヤーの遊び方や創造力次第で、まだまだ筆者も知らない魅力が隠されているかもしれません。これからやってくる年末年始の連休も、ドット絵風の懐かしいビジュアルで描かれるサンドボックス世界で、思う存分にクラフティングや冒険を楽しんでみてはいかがでしょうか。