「GAME ON」は、コンピューターゲームの進化を一望する展覧会です。2002年にイギリスで初めて開催されて以来、世界中を巡回し、200万人以上を魅了してきました。日本初上陸となる本展では、「ゲームってなんでおもしろい?」をテーマに、オリジナルコンテンツを多数追加。ゲームの社会的、文化的な意味について、そして、未来について、来場者と共に考える内容となっています。
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「GAME ON」で展示されているゲームタイトルは135点に上り、うち、プレイ可能なゲームタイトルは133点に及びます。会場は9つのステージ(STAGE1~8とNEXT STAGE)に分かれており、1970年代に登場して大ブームを巻き起こした『スペースインベーダー』を始めとした貴重な筐体が勢揃いする圧巻のアーケードゲームコーナーを皮切りに、家庭用ゲーム機の数々、世界を魅了したキャラクター、スマホゲームに至るまで、ゲームの創世記から現在までをプレイすることができます。
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3月1日に開かれたプレス内覧会では、オープンに先駆けて、主催社である日本科学未来館の内田まほろ氏と、同じく主催社である角川アスキー総合研究所の遠藤諭氏が登壇。内田氏は、「いろいろなメディアやテクノロジーが進化するこのタイミングで、ゲームって本質的に何なんだろうか、私たちとどう関わっているのかを考えてもらいたい」とコメント。また、遠藤氏は、「私たちはゲームに育てられ、また、ゲームと一緒に成長してきた。本展では、そのようなことを感じてほしい」とコメントしていました。
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日本科学未来館の内田まほろ氏
■【STAGE1】プレイの誕生―コンピューターが生んだエンターテインメント
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ゲームの誕生は、コンピューターの誕生と発展と共にあります。1951年に最初期のコンピューターでチェスのプログラムが作られ、1962年に大学の研究室で『スペースウォー!』が作られたことにより、現在のゲームの原型が示されたと言われています。そして、1971年に世界初の商業用アーケードゲーム『コンピュータースペース』が誕生。翌年のテニスゲーム『ポン』により、新しいメディアとして、コンピューターゲームの幕が開けたのです。このステージでは、創成期のコンピューターゲームが展示されています。
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世界初の商業用アーケードゲーム『コンピュータースペース』(1971/アーケード)
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『パックマン』(1980/アーケード)、『ドンキーコング』(1981/アーケード)
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『ゼビウス』(1983/アーケード)、『バーチャファイター』(1993/アーケード)
■【STAGE2】ゲームセンターでプレイーアーケードゲーム
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1972年のアーケードゲーム『ポン』を皮切りに、アメリカを中心にコンピューターゲームが広がり、社会に受け入れられていきました。そして、さまざまなゲーム会社の誕生とともに、多くのアーケードゲームが生まれました。日本では、1978年に『スペースインベーダー』が社会的な大ブームとなり、学生や社会人が至るところでプレイする様子が見られました。このステージでは、初期のアーケードゲームが中心に展示されています。
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『スペースインベーダー』(1978/アーケード)
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『ストリートファイターII』(1991/アーケード)、『ダンスダンスレボリューション』(1998/アーケード)
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『デイトナUSA2 BATTLE ON THE EDGE』(1998年/アーケード)
■【STAGE3】いろいろプレイー「○○ゲー」の発生と進化
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家庭用ゲーム機やパソコンによって、家で時間をかけてプレイするロールプレイング、アドベンチャー、シミュレーション、パズルゲームが多く誕生しました。ゲームのジャンルは今でも増え続けています。このステージでは、各ゲームジャンルにおける特徴的な作品が、国内、海外の両方の視点から選定されています。
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『ファイナルファンタジー7』(1997/プレイステーション)
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『シェンムー 一章 横須賀』(1999/ドリームキャスト)
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『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』(2009/プレイステーション3)
■【STAGE4】おうちでプレイー家庭用ゲームの進化
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コンピューターゲームはゲームセンターだけにとどまらず、普通の家庭の中に入り込むことによって、飛躍的にその社会的な地位を確立します。このステージでは、家庭におけるコンピューターゲームの進化を見ることができます。家庭用のゲーム機の歴史がずらりと並ぶ光景は圧巻です。
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初めて作られた家庭用ゲーム機『マグナボックス・オデッセイ』(1972)
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1970年代末から1980年代のはじめにかけて、最も売れた家庭用ゲーム機『アタリ VCS』(1977)
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『ロックマン』(1987/ファミリーコンピュータ)
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『す~ぱ~ぷよぷよ』(1993/スーパーファミリーコンピュータ)、『リッジレーサー』(1994/プレイステーション)
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『バーチャファイター2』(1995/セガサターン)、『ソウルキャリバー』(1999/ドリームキャスト)