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4月12日に初の大規模アップデート「Incursion」の導入を予定している『Tom Clancy's The Division』。先日公開されたパッチノートに記載されていた「クラフト仕様」について、公式サイトで調整理由が説明されています。
公式サイトではまずクラフト機能の設計コンセプトを説明。それによると、そもそものクラフト機能はネームドNPC(名前がついている強敵)からの最上級アイテムのドロップを補助する要素に位置づけられており、「欲しいアイテムが手に入らなかった」時のための救済手段として用意されたものだったとのことです。
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最上級アイテムの供給源比率
上記を踏まえたうえで現在のゲームバランスでは、クラフトシステムが思惑通りに機能しておらず、最上級アイテムの主な供給源として使われている状況と説明。現状では最上級アイテムのドロップがゲームの目的となっておらず、クラフト材料を集める過程の「オマケ」になっていると伝えています。
また、パッチノートには記されていませんでしたが、1.1アップデート「Incursion」で状況を打破するためにドロップ率の大幅な増加調整が施される予定とのこと。新たに明らかになった変更点は下記をご覧ください。
- ■1.1アップデートにおけるドロップ率の変更点
- ネームドNPCの最上級アイテムドロップ率を増加(100%のドロップ率)
- ボトルネックを解消するためにディビジョンテックのドロップ率を増加(レベル32のネームドNPCのドロップ率が40%になる)
- 各ネームドNPCのルートテーブルを変更(筆者注: 各ネームドNPCに武器や防具の各部位ドロップの偏りを持たせることで、狙った戦利品を獲りやすくする)
- 低品質材料から高品質材料へ変換するコストを増加
- 最上級材料の入手が容易になるため、最上級アイテムクラフトのコストを増加
これらの変更の目的は、現在の低品質なアイテムを集めて最上級アイテムを作る、というエンドゲーム仕様を改善するためとのこと。ドロップ率とクラフト仕様を調整することで「強敵を倒して強いアイテムを手に入れる」楽しさを強調したい考えが明かされています。