VRに全力投球の水口哲也氏―『Rez Infinate』以外にも構想中 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

VRに全力投球の水口哲也氏―『Rez Infinate』以外にも構想中

『セガラリー』『スペースチャンネル5』などで知られるゲームクリエイターの水口哲也氏。現在はレゾネア株式会社と米国のEnhance Gamesを率いて、自身が2001年に開発した『Rez』をベースにした『Rez Infinate』というVRタイトルをPSVR向けに開発しています。

ゲーム機 VR
『Rez Infinate』の次も数タイトル構想中、VRに全力投球の水口哲也氏
  • 『Rez Infinate』の次も数タイトル構想中、VRに全力投球の水口哲也氏
  • 『Rez Infinate』の次も数タイトル構想中、VRに全力投球の水口哲也氏
  • 『Rez Infinate』の次も数タイトル構想中、VRに全力投球の水口哲也氏
『セガラリー』『スペースチャンネル5』などで知られるゲームクリエイターの水口哲也氏。現在はレゾネア株式会社と米国のEnhance Gamesを率いて、自身が2001年に開発した『Rez』をベースにした『Rez Infinate』というVRタイトルをPSVR向けに開発しています。

VR熱は圧倒的に米国の方が高く、動いているお金も多いということで、スタジオとビジネスの機能を分割した日米2社体制で、資金調達や契約事などを米国の事業会社として行っているそうです。また、10月に発売予定だという『Rez Infinate』も市場としては欧米をメインに考えているとのこと(元々水口氏のゲームは海外での人気が高いという側面も)。

『Rez Infinate』は2001年の『Rez』をVRに拡張したゲームで、セガからライセンスアウトを受け開発を進めているそう。元々「頭の中ではVRのイメージだった」ということで、VRに取り組む際には是非挑戦したいテーマだったとのこと。本作の開発に当たっては「シナスタジアスーツ」と呼ばれる26個の振動素子を纏ったスーツを開発。音楽、映像、自らの動き、そして反応としての振動という様々な感覚に訴えかけるゲームになっているとのこと。




VR版で新規に作られたステージも1つ用意されているとのこと

水口氏は「元々アーケードからスタートし、新しい体験を作りたいという気持ちが強く、90年台からVRの実験は行っていました。しかし技術的に追いつかない部分も多く、いつかは・・・と思っていましたが想像より早く実現しました」と振り返ります。いまは新しい体験をデザインし、スクラッチから新しいものを作るという非常にイノベーティブな作業で、楽しんでいると語っていました。

VRの面白さについては「映像が誕生してからずっと四角い画面に縛られてきて、どんなゲーム機や端末も同様でした。その前提から解き放たれるというのは革命的なこと」とコメント。VRデバイスは今後も進化し、片目4Kや無線化は早い段階で実現され、そうなれば「もう後戻りは無い」と断言していました。すぐに超高性能のVRデバイスが登場すると予測する水口氏は、『Rez Infinite』の開発においても現状のハードの制約は余り意識せず、最高品質のVRを作ることを心がけているとのこと。

暫くゲーム作りから離れていた印象もある水口氏ですが、「(VRで)一年くらい色々やって経験して、作りたいものがいっぱい出てきちゃいました。いま、色々なジャンルの6つくらいの企画があって、どうやって実現させていくか考えています。新しい体験や感覚、皆が"うわ!すげえ!"と思うような体験を作っていきたいと思います」とVRへの全力投球を宣言していました。

『Rez Infinate』の次も数タイトル構想中、VRに全力投球の水口哲也氏

《土本学》
【注目の記事】[PR]

ゲーム機 アクセスランキング

  1. 『モンスターハンターワイルズ』はSteam Deckで動くのか!?オープンベータテスト第2弾でモンスター討伐に挑む

    『モンスターハンターワイルズ』はSteam Deckで動くのか!?オープンベータテスト第2弾でモンスター討伐に挑む

  2. 最近のゲームの初回起動時に待ち受ける謎の長すぎ処理時間「シェーダーコンパイル」正体とは

    最近のゲームの初回起動時に待ち受ける謎の長すぎ処理時間「シェーダーコンパイル」正体とは

  3. Steam Deckの放置にご注意を!?長期間そのままにしたユーザーがバッテリーの惨状を報告

    Steam Deckの放置にご注意を!?長期間そのままにしたユーザーがバッテリーの惨状を報告

  4. ハンドヘルド戦国時代到来!新モデル続々のUMPC価格、スペックひとまとめ

  5. 立体感のある大迫力サウンドをスイッチに追加せよ! 簡単取り付けでテーブルモードの利便性も向上するパイオニア「ポータブルゲーミングスピーカー」の魅力に迫る

  6. PS4 Pro/Xbox One X/スイッチ内蔵のモンスターゲーミングPC「Big O」が爆誕!

  7. 「Steam Deckの画面とボタンは使わん、ARグラスに接続すればいいからな」「なんだと!?」Steam Deckを電源ボタンとUSBポートのみの超小型PC「Steam Brick」に改造した猛者が現れる

  8. AMDのポータブルゲーミングPC向け新型APU「Ryzen Z2」発表!ただしZ2採用Steam Deckはなし―Valve社員がコメント

  9. Epic Games、『Infinity Blade』のUE4アセットを無料公開―300万ドル相当の7600個

  10. わずか15分で組み立て可能!?ユーザーがDIYできるポータブルゲーミングPCキット「Beth Deck」―3Dプリント用のデータも公開

アクセスランキングをもっと見る

page top