英国のインディーデベロッパーDonkey Crewが開発中のPC向け中世近接アクション『Of Kings And Men』。200人以上での戦闘を特色とする本作が、8月25日より早期アクセスを開始すると発表されています。
本作を開発するDonkey Crewは『Mount & Blade: Warband』のMod「cRPG」の開発者などによって設立されたインディーデベロッパー。本作は当初『Melee: Battlegrounds』として開発されており、Kickstarterプロジェクトも実施していましたが、目標額を達成することができませんでした。しかし、その後、映像制作会社Northern Ireland Screenから投資を受け、『Of King And Men』として開発されています。
その開発の経緯から『Mount & Blade』シリーズにインスパイアされていますが、コンセプトは大きく異なるもの。200以上のマルチプレイヤーバトルの他、直感的なマウス操作での戦闘システム、プレイヤー派閥同士での戦争、プレイヤーを特徴付ける成長要素などを特徴としています。
マルチプレイヤーには伝統的なチームデスマッチや大規模戦を体験できるラウンドベースのインスタントバトル、領地を手に入れ最も多い領地を手に入れたものが勝利する「シーケンシャルバトル(仮題)」、1つの領地を奪い合う「コンクエスト」が用意されています。

『Of King And Men』で最も特徴的なのはオープンワールド空間で描かれる「エピック」と呼ばれるゲームモード。早期アクセスでは未実装のようですが、街や都市の建設、派閥による大規模な戦争など全てがプレイヤーに委ねられる自由なゲームプレイが体験できるとのこと。1人あるいは少数のグループでも前哨基地などの小さな設備を作ることができますが、より大きな設備を作るには多くのプレイヤーの協力が必要になってきます。また、チームデスマッチなどのマルチプレイヤーバトルでお金を稼いで、エピック世界の施設建設などに使用できるようです。

エピックモードは数ヶ月スパンのラウンドで構成されており、ラウンド終了時にワールドがリセットされるとのこと。その世界で獲得した実績や名誉は世界の歴史として引き継がれます。1人で放浪者として生きるか、少人数のグループで生活するか、大きな派閥に参加、あるいは創設して世界の覇権を握るか。ちなみに開発者は『Of King And Men』を「サバイバルゲームではない」と説明し、チームを組んで偉大な戦いに身を投じる楽しみ方を勧めています。
『Of King And Men』は2016年8月25日より早期アクセスを開始。価格は24.99ドル。Steamストアページがオープンしている他、パブリッシャーとなるGreen Man Gamingでは19%オフとなる20.29ドルでの事前予約を受け付けています。