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2016年9月15日~18日に開催される「東京ゲームショウ2016」、世界中から数多くのゲームタイトルが出展されている本イベントですが、今回はソニー・インタラクティブエンタテインメントのブースに登場していたPS4『DRIVECLUB VR(ドライブクラブ ヴィーアール)』のプレイレポをお届けします。
『DRIVECLUB VR』は、PS4のレースゲーム『DRIVECLUB』をそのままにPlayStation VR(PS VR)に対応したタイトルです。VRによる360度視界のコックピット視点でレースを体験できるほか、3D Spatialオーディオによる音響、鑑賞モード、追加された市街コースなどが特徴となっています。
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今回の試遊台でプレイできたのは「レース」と「タイムアタック」の2種類。レースゲームとしては非常にオーソドックスな各モードですが、やはりVRならではの感覚というものがあります。
ふつうのレースゲームでは他車にぶつかった時に、その衝撃が本当に伝わるわけではありません。しかしVRで、しかもハンドルコントローラーを使ってプレイしていると、その衝撃の複雑さが格段に上昇するのです。それこそ、まるで本当に事故を起こしたかのように混乱します。
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タイムアタックでは画面演出にもこだわられており、鳥の群れが飛んで行ったり花びらが舞ったりと、急いでいるはずなのに画面に見とれてしまう場面も。また、景色を横や後の窓から見るのがとても楽しく、車を運転しているのについついよそ見をしてしまいます。不思議なもので、360度を見られるとなるとバックシートなど正面以外の景色が気になるのです。
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本作では市街コースなどが追加されているということで、より風景を楽しむことも可能になるでしょう。ただし、ひとつだけ問題が。バックをするとなぜか脳が違和感を覚え、体が揺れ動くかのような錯覚を感じました。筆者としてはあまり深刻な問題ではありませんでしたが、おそらく酔いの原因になるものでしょう。
激しい動きがたびたび起こるレースゲームということで、VR酔いに対する注意こそ必要そうですが、それでもやはり視界が広いレースゲームはそれだけで圧倒的な楽しさがあります。速く走るにしても、のんびり周囲を見回すにしても実に可能性を感じられる体験でした。
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『DRIVECLUB VR』の発売時期は未定です。
※画面写真はPS4『DRIVECLUB』のものです。
(C)Sony Computer Entertainment Europe.