HTC Vive、Oculus Rift、PlayStation VRとメジャーどころのVRデバイスが出揃ったことで続々と発売されるVRゲーム。本記事では2016年11月15日にSteamで配信された、トリコル手がけるHTC Vive向けワークシミュレーションゲーム『カウンターファイト(Counter Fight)』のプレイレポをご紹介します。
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本作ではプレイヤーがラーメン屋の店主となり、次々と来店する客のリクエストに応えてラーメンや餃子、ビールを提供します。ルームスケールのVRゲームということでプレイヤーは舞台となる厨房の周囲を見回せるだけでなく、前後左右に移動することもできます。
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ゲーム中は使わない流し場も作りこんである
ゲームのルールはとってもシンプル。来店する客が注文する料理を時間内に作って提供するだけ! しかしながら、通常のコントローラーで遊ぶ非VRゲームと違って、料理は現実のような動作をする必要があります。各料理で行う動作は以下の通り。
- ラーメン:
1、お玉でスープを器に入れる。
2、麺を湯切りして器に入れる。
3、注文に応じたトッピングをのせる
4、客に提供する。 - 餃子:
1、菜箸で生餃子をフライパンに入れる。
2、こんがり焼き色が付くまで待つ。
3、焼けたらお皿にのせる。
4、客に提供する。 - ビール:
1、足下のケースからビールを取り出し背後の冷蔵庫に入れる。
2、一度扉を閉めたら、また開けて冷えたビールを取り出す。
3、ビールをグラスに注ぐ。
4、客に提供する。
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全部焼きあがったら皿にのせる!
提供が遅かったり、ラーメンのトッピングを間違えていたり、餃子が焦げていたり、ビールが冷えてなかったりすると客は怒って帰ってしまいます。中には入店した時点で作り始めないと時間ギリギリの客もいるため、優先順位を見極めてテキパキと動かなければなりません。5人の客が怒ったらゲームオーバーです。
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待って!今作ってるから!
時折、包丁を持った強盗が押し入ってくることがありますが、こちとら繁盛店の忙し店主。強盗なんぞにかまっている暇はありません。その辺の招き猫やなんなら熱されたフライパンなどを掴み、「帰ぇれ帰ぇれ!」と投げつけて撃退してやります。ちなみに物は客に対しても投げつけることができます。もちろんその客は怒りますが。
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喰らえ!餃子の皿!
この『カウンターファイト』はゲームとしても十分に面白い作品となっており、VR初体験の人や、VRはまだ実験段階だと思っている人にプレイしてもらいたい作品です。「ボリュームがもう少し欲しい」、「右手でも物を掴みたい」(現状は右手が菜箸固定)、「冷蔵庫の開閉がやりづらい」などの小さな不満点はありますが、どれもアップデートで何とかなりそうなものばかり。遅延や酔いといった致命的な問題は全くありません。価格も798円と非常にお手頃なので、興味がある方は是非お試しあれ。
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応援してくれる女の子
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手伝ってくれないからゲームオーバーになったぞ!八つ当たり!
ここ最近は本作のようにしっかりとゲームになっている良VRゲームが続々と登場しているように感じます。試行錯誤の時期は一段落し、プレイの楽しさを追求した“ゲーム”の開発が可能になったのかもしれません。とにかく進化のスピードが速いので、過去にVRゲームを体験したことがある人でも、最新のVRゲームに触れると印象が変わるでしょう。加速し続けるVRのさらなる発展に期待です。
かなり揺れているように見えますが、プレイしてる本人にはそう感じません
おまけ: ティッシュの箱は未使用時のベースステーションの埃よけにピッタリ!
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