Leatherneck Simulationsは、Eagle DynamicsのPC向けミリタリーシム『DCS: World』の新航空機モジュールである『DCS: AJS-37』を発表しました。
今回発表された『DCS: AJS-37』は、スウェーデンSAAB開発のカナード付きデルタ翼を持つ航空機「サーブ 37 ビゲン」を題材としたものです。「ビゲン」は、冷戦期の1960年代から開発が始まった単発の機体で、狭い格納庫に収納出来る翼幅と、有事の際に一般道を滑走路として使用するためのSTOL(短距離離着陸)能力を備えています。1970年代に戦闘攻撃型のAJ37と偵察型のSF/SH37がスウェーデンに配備され、後に迎撃タイプのJA37が開発されています。
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このシムで操縦出来る「AJS-37」は、1991年にJAS39グリペンと共に第一線で活躍するための能力向上改修を施した機体です。地形追従能力を持つレーダーやコンピューターなどが刷新された他にも、AIM-120 AMRAAM空対空ミサイルの発射能力も追加されています。なおスウェーデンで運用された実機は2005年11月に退役しています。
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本モジュールのリリース時期は現時点で未発表。なおLeatherneck Simulationsは本機以外にもF-14シムとなる『DCS: F-14A/B』も開発しています。