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Egosoftは、ニュースレターにて同社が手がける、PC向けのオープンワールド型のSF宇宙船スペースコンバットシミュレーション『X』シリーズの今後の展開について発表を行っています。
『X』シリーズは、SF映画で描かれるようなエイリアン種族の住まう宇宙を舞台に、1宇宙船パイロットとして思うままに様々な活動を行っていく、オープンワールド型のスペースコンバットシミュレーション(フライトシューティング)で、高い自由度と、プレイヤーが扱える船や軍団の規模、詳細な経済システムなどを大きな特徴としています。
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『X Rebirth』
ニュースレター内では、まず、既存最新作『X Rebirth』をHTC Vive及びOculus Riftへと対応させた『X Rebirth VR Edition』が2017年上四半期にSteam早期アクセス開始となることが発表されています。単体の新たなタイトルとなる『X Rebirth VR Edition』では、AMDの“Vulkan”テクノロジーに対応した新たなグラフィックエンジンの使用、VR向けのUI、同様にVR向けに最適化された宇宙マップ及び経済システムの変更、コンテンツの追加、バランスの変更が行われるとのことです。なお、『X Rebirth』を所持しているユーザーには特別割引が予定されています。
そして、完全新作として『X4』が製作中であることが発表されています。まだ開発初期であり、正式タイトルは決まっていないとのことですが、『X Rebirth』において実現することができなかった、当時『X4』を期待したユーザーが望んでいた多くの要素を実装することを目標として、“本当の『X4』”を作るために開発が行われているようです。現在伝えられるその主な要素として、「多くのプレイアブルな船の追加」「大艦隊を運用するための全く新しいインターフェースの実装」「完全に自由なモジュール単位でのステーションの建設」が挙げられています。
また、既存作『X Rebirth』v4.10、『X3: Terran Conflict』v3.3、『X3: Albion Prelude』v3.2のベータがSteamにて開始となった事も発表されました。『X Rebirth』ではTrackIRへの対応を始めとして、戦闘AIの改良や多くのバグフィックスが加えられています。『X3: Terran Conflict』にはコントローラーのサポートと、一部のミッションに関連したメモリリーク及びパフォーマンス問題への対処、『X3: Albion Prelude』では、同様にパフォーマンス問題の改善と、新たなスクリプトコマンドやMod製作者へのサポート機能の強化が行われています。