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コネクテッド・ハードウェアの企画・開発を手掛ける株式会社Cerevoは、世界初の触感センサー搭載したVRシューズ&グローブ「Taclim(タクリム)」の開発を発表しました。
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- Taclimは、左右それぞれの手で持つグローブ部と、靴のように装着するシューズ部がセットになった入出力両対応のVRデバイスです。それぞれに日本電産セイミツ株式会社との協業により、Taclim用にカスタマイズした最新鋭のタクタイル・デバイスを合計8つ搭載。VR空間の映像や音声に合わせてシューズとグローブが触感をフィードバックすることで、ヘッドマウントディスプレイによる視覚・聴覚に、両手両足の触覚を加えてVRの世界をより深く体感することができます。
タクタイル・デバイスは振動の種類を自在に変更することでき、砂漠、草原、水辺といった地面を踏みしめたときの触感の違いや、キャラクターが装着している靴の種類による感覚をVR空間で再現します。
また、装着者の手足の動きを内蔵する9軸センサーがとらえ、VR空間内に反映する、VR用入力デバイスとしても機能。Taclimは、動きによる入力と触感フィードバックを組み合わせ、VR空間への没入度をよりいっそう高めることができる双方向のVR用入出力デバイスです。
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CES 2017ではプロトタイプも初公開され、ジェムドロップ株式会社が手がけるTaclim向け新作VRゲーム「Taclim demonstration with Headbutt Factory」がデモ環境として用意されたそうです。同タイトルはTaclim発売時にも無償で提供予定とのこと。
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また、Taclim向け開発環境はUnityプラグインとして提供され、自由にTaclimを入出力デバイスとして使うコンテンツを開発することが可能。触感データについてはいくつかの基本的な触感をサンプルデータとして公開されるほか、WAV形式のファイルを取り込むことで、独自の触感データを作成することもできるそうです。
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VRにさらなる没入感をもたらすかもしれないTaclimは、2017年秋頃に10~15万円で発売予定。利用シーンに合わせて通信方式の異なる2種類のバージョンが用意されます(より手軽で安価な「Bluetooth Edition」と電波が混雑した環境でも安定した通信が行なえる920MHz帯対応の「Sub-giga Edition」)。
- スペック(開発中のため変更になる可能性があります)
搭載センサー: 9軸(加速度、角速度、地磁気)
タクタイル・デバイス数: 8(グローブ部1×2、シューズ部3×2)
ワイヤレス接続: BLE(Bluetooth 4.1)、
Sub-GHz(Japan 920MHz/USA 815MHz/Euro 868MHz)
充電方法: Micro USB
利用時間: 約2時間(2秒に1回振動した場合)
充電時間: 約3時間
本体サイズ: シューズ部 290×100×140 mm(W×D×H)
グローブ部 50 ×50 ×147 mm(W×D×H)
重量: シューズ部 未定
グローブ部 未定