変更を知らせるエントリでは、先日行われたストア表記の変更の際に触れられた、「ストアのアルゴリズムを悪用して利益を得ようとする悪意あるユーザー」について説明されており、最も悪用が見られるのが“Steamトレーディングカード”。これは本来、熱心なファンやゲーム購入者のためのプレゼントであったシステムです。
しかしながら、悪意あるユーザーが“偽のゲーム”を作成してSteam Greenlightを通じてSteamに登録。トレーディングカードシステムから収入を得るために、Steamキーの発行と大量のBotアカウントへの付与を通じてカードを量産する行為を行ったことで、Steamストアのアルゴリズムに大量の偽データが生まれ、問題を発生させてしまっているとのこと。
この問題に対応するため、Valveは、弊害の多いSteamキーの生成機能の制限は行わず、代わりにトレーディングカードのドロップについて、様々なデータから導き出される、“実在するユーザーが実際にゲームを購入し、プレイしている事を示す信頼基準”が一定以上になったタイトルからのみ、カードがドロップされるように変更することを発表しました。
Valveは、この判定でSteam Greenlightより広い範囲を対象に、大量のデータを用いるため“偽のゲーム”の特定が容易であると発言。また、トレーディングカードのドロップ開始に遅延が生じるゲームは少数にとどまり、正当な開発者やプレイヤーに悪影響を及ぼすことは殆どなく、ストアのアルゴリズムに供給されるデータの品質の大幅改善も期待できるとしています。
そして、このエントリによれば、次回の発表で、ついに、Steam Greenlightに代わる新システム「Steam Direct」の登録料などについて明らかにされるとのこと。今後Steamでリリースされるゲームに大きく関わるものとなるだけに注目が集まるところです。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
ニュース アクセスランキング
-
ダンジョンRPG『エルミナージュ』家庭用シリーズ第1弾は『エルミナージュ オリジナル』に決定!発売時期は2025年夏、ゲーム画面や詳細は3月下旬に公開へ
-
【PC版無料配布開始】魔法が自作できる見下ろしアクションADV『ミストラリアの魔術師』Epic Gamesストアにて
-
「やだ…私のゲームまるまるコピーされて売られてる…!?」海外ゲーム制作者、掲示板で告発
-
3DダンジョンRPG名作『エルミナージュ』シリーズ、現行家庭用機で復活!第一弾は2025年初夏予定―続報は2月の中旬すぎに
-
『Elona 2』開発元が原作者との契約資料を公開―開発におけるIPの独占的、永久的利用を許諾する内容明かされる
-
『モンハンワイルズ』のキャラメイクは「顔テクスチャ」が決め手!あえてデフォルト顔を使って、“美人”のコツを紹介
-
【大喜利】『ゲームキャラが書いた謝罪文にありがちなこと』回答募集中!
-
「90歳になってもゲームを更新していたら面白いと思う」―エリック・バロン氏が『Stardew Valley』の更新はいつまでも続けていたいという考えを明らかに
-
傑作DRPG『エルミナージュ』シリーズのさらなる展開、PC・家庭用移植が始動!ただしほぼ1からの開発に
-
『モンハンワイルズ』西野七瀬さんが、久々復活のイャンクック狩猟にチャレンジ!しかし開発陣からは「本作では別の先生役がいる」とも