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ValveはSteam向けのVR機能を提供する「SteamVR」のベータ版に、新機能“SteamVR Home”が導入されました。これは別個で配信されているVRコンテンツ『Destinations』のコア機能を取り入れたもので、リッチな環境、小道具、ツール、マルチプレイヤー、アバターといった機能を、全てのプレイヤーがデフォルトで使用可能になります。
- ■より豊かでカスタマイズ可能な環境
環境はより高解像度になり、アニメーション、サウンド、ゲーム。インタラクティブ機能をサポート。プレイヤーはコミュニティによって作成された何百もの環境にテレポートし、探索することができる。また、小道具やお絵かきでカスタマイズした環境を保存して、デフォルトのホームスペースに設定することも可能。
■フレンドとの交流
SteamVR Homeにはソーシャル機能が含まれており、これまで以上にフレンドや他のプレイヤーと繋がることができる。フレンドをホームスペースに招待したり、パブリックな環境を開くことも。音声チャット、ツール、小道具などを使い、他のプレイヤーとSteamVRの様々環境を探索。
■アバターのカスタマイズ
アバターの頭部を選び、ウェアラブルや小道具で装飾。追加のアバターやウェアラブルは、他のSteamVR環境でクエストをクリアすることで発見できる。
■クイックリンク
デフォルトのホームスペースには最近起動したVRアプリケーション、フレンドリスト、オープンなパブリック/プライベートルームが用意されている。クリエイターはこれらのパネルにアクセスし、作成するあらゆる環境に埋め込むことができる。
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■SteamVR Workshop
既存のSteamVRの背景と環境は全て更新されており、引き続き使用可能。一旦更新するとプレイヤーは移動したり、環境をカスタマイズしたり、フレンドを招待できる。多数のカスタマイズワークショップが積極的に開発され、まもなく利用可能になる。クリエイターは「SteamVR Workshop Tools」(Steamライブラリのツールからアクセス)で環境を作成し投稿する。
■『Destinations』
これら機能のオリジナルである『Destinations』は、SteamVRがベータから抜けた時に更新が終了する。同作で発見したアバターやウェアラブルについては、SteamVRのインベントリに移動される。
ゲーム以外のVR体験が強化される「SteamVR Home」。HTC ViveやOculus RiftなどでSteamVRを利用している方は、一度試してみてはいかがでしょうか。ベータへの参加はSteamライブラリのツールからSteamVRを右クリックし、プロパティのベータタブから行えます。
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