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2013年12月からSteamにて早期アクセスを実施しているオープンワールドサバイバル『Rust』ですが、本作のクリエイターGarry Newman氏は「早期アクセスの呪い」と題したブログ記事を公開。早期アクセスに対する自身の考えを述べました。
早期アクセス開始から約3年。150週にわたり週間アップデートを続け、そしてそれが世界中の何万人もの人々の習慣となっている『Rust』。今もなお早期アクセスであることを指摘するファンからの苦情に、Garry Newman氏は早期アクセスであることを忘れかけていたと認めつつも考え方は人それぞれであるとし、「早期アクセスを終了するとゲームが何か変わるのか?」と疑問を投げかけています。
また、しばらくの間『Rust』はフィーチャー・クリープ(要望による機能追加の繰り返しで複雑化してしまうこと)サイクルにあったと伝え、“早期アクセス終了前に何をする必要がある?”と自身に尋ね、その野心のリストが大きくなるほど、早期アクセスの終了に関して考えるようになったとのこと。
Garry Newman氏は「昔の開発者には最終期限があり、テープやディスクにゲームを収め世界に出荷しなければならなかったためフィーチャー・クリープには限りがあったが、私たちにはそれがない」とし、早期アクセスの終了はゲームの開発完了を意味するものではないと自身の考えを述べています。
最後に“早期アクセスが存在しなかったら、このゲームをリリースしていたか”という問に対して、Garry Newman氏は「間違いなくリリースしていた」と答え、今頃にはSteamで配信され、更新を続けていただろうと語っています。現在の計画では初心者がインターネット上のガイドを見ずにインベントリメニューを開くことができるようゲームにもう少しヘルプを加え、静かに早期アクセスを終了(その後も更新は継続)するとのことです。