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日本では9月14日に発売が予定されている『ウイニングイレブン2018』。海外では『PRO EVOLUTION SOCCER』の名称で親しまれているサッカーゲームの最新作について、E3 2017でプレゼンテーションが開かれたため、ハンズオンの感触、アシスタント・プロデューサーの田谷淳一氏へのインタビューと共にレポートをお届けします。
プレゼンテーション冒頭では、発売日や海外での対象プラットフォームがPS4/Xbox One/PS3/Xbox 360/PCとなる点を説明。その後“人類最速の男”ウサイン・ボルト選手のトレイラーが紹介されました。今年陸上選手引退を発表している同選手。サッカーファンであり、『ウイニングイレブン』プレイヤーでもあるとのことで、本作ではアンバサダーに就任しました。ダウンロード版の予約特典、ディスク版では初回限定特典として、ボルト選手を獲得可能。サッカーフィールドで“ライトニングボルト”を堪能できるようになります。
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E3 2017で明らかとなったのは、ここ7年ほどで初となるオンラインベータテストの実施。7月20日から7月31日までの間に行われるこのベータテストを実施する理由については、購入/予約を促すためのものではなく、ファンやプレイヤーに助けてもらうため、とのこと。オンラインでのゲームプレイをより快適なものにするべく、前述の期間中、3vs3のオンラインCO-OPやクイックマッチがプレイ可能、フィードバックを反映させたDay1パッチを配信するとの説明がありました。海外ではPS4/Xbox Oneを対象に実施されるとのことです。
■進化ポイント―ゲームスピードや選手の挙動の変化
今作の進化点はいくつかありますが、プレゼンテーション内で気になったのは、ゲームをプレイする際のスピード感覚。説明では、ゲーム展開のペースがゆっくりとしたものになる、との解説がありました。これは現実のサッカーにより近づけるべく考えられたもので、プレイスピードを落とすことで、より戦術を意識した試合が繰り広げられることになるとのこと。
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また、プレイヤーの挙動についても興味深く、例えば相対するディフェンダーがフィジカルの強い選手であった場合に、ボールを相手から離して保持するような挙動となっています。トラップ時のボールタッチについてもいくつかの改良が施されており、胸、腹、太ももを使ったトラップがスムーズになっています。加えて、ボール受け取る際、相手とボールの間に身体を入れてトラップするなど、リアルなサッカーに限りなく近いプレイが楽しめるようになっています。
■オンラインCO-OPやマスターリーグについて
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魅力的な点はオンラインの要素で、オンラインCO-OPモードはその最たるものになります。多角形グラフで自身のプレイにどのような特徴があるのかがひと目でわかるようになっており、一緒にプレイするプレイヤーの特徴が掴みやすくなっています。他のプレイヤーの特徴がわかるため、お互いの苦手な部分をカバーし合えるパートナーをオンラインで探すのも楽しいかもしれません。なお、このCo-opモードは3vs3、2vs2にてプレイ可能です。
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「ウイイレと言えばこれ!」といった方も多いであろうマスターリーグももちろん搭載。今作では、新たにプレシーズントーナメントが追加されました。また、選手インタビュー映像やカットシーンなどは現実のものに限りなく近付けており、シーズンを通してプレイする中で、最新作ならではな違いを感じられるかもしれません。
プレゼン終了後は、同作アシスタント・プロデューサー田谷淳一氏(以下、田谷)と共にプレイしながら、作品について解説してもらいました。
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