●GamesBeat:90/100
- ゲームのリメイクは難しい仕事である。オリジナルから変更してしまうと、ファンから反感を買うことになるからだ(例えばモバイル版『ファイナルファンタジーVI』)。なので、古いゲームのシンプルなリメイクは人気なのだろう。しかし私は、Activisionが本作にあまり変更をしないリメイクをしてくれたことが嬉しい。この3本はPlayStation 4の中でよく出来ているゲームである。(4K TVとPS4 Proがあればさらに良い)。旧作が少しでも好きであれば、リメイクの美麗さに満面の笑みが溢れるはずだ。しかし、今作の旧作版をプレイしたことがない人にとって、綺麗にアップデートされたグラフィック(と40ドルという価格)は、クラッシュがいなくなったことで涙を流した理由を知るいいきっかけになるだろう。
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●PlayStation LifeStyle:8.0/10
- 『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』は、明確に旧作への愛情と情熱を持って作られている。美麗にアップデートされたグラフィックはPS4 Proでなくても目を見張るものがある。それでも90年代に愛や不満を抱いた、風変わりなプラットフォーマーであることに相違ない。旧作の古いデザインは一部あるが、思い出たちの多くは良いもので、変化は望まれていない。すごく高いリプレイ性と優れた価格設定があるので、オリジナルに不完全さが残りつつも、古いゲームリメイクのお手本になるだろう。
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●GamesRadar+:3.5/5.0
- 良い点:
- どのステージも美しい
- 今作はシリーズへのラブレター的作品である
- セーブシステムがアップデートされている 悪い点:
- アナログ操作/十字キー操作の正確性が不十分
- ……そして、この不正確さは何度もあなたを殺すだろう
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●Polygon:6.0/10
- 思い出を巡る“黄金の輝き”は、月日と共に明るさを増すものだ。しかし、往々にして当時の不満をそらそうとしようともする。過去の記憶を手っ取り早く、本当に手っ取り早く、掴みたい人にとって『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』は失望させない作品だろう。旧作のシリーズを再現したVicarious Visionsはノスタルジーへの切望を満足させてくれる。しかし、真新しい要素が消えた時、ヒビが現れるだろう。
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海外で6月30日にリリースを迎えたPS4向け新作『バンディクー ブッとび3段もり!』の海外レビューをお届けしました。Metacriticでの平均スコアは81点(総レビュー66件)。グラフィックの美麗さに高評価が集まっていた反面、操作性の悪さに言及しているレビューも見られていました。
『バンディクー ブッとび3段もり!』は国内では8月3日より発売。価格は、パッケージ版・ダウンロード版ともに5,292円 (税込)です。