有名なフライドチキンのファストフードチェーン店である“ケンタッキーフライドチキン”。同社がVRヘッドセット「Oculus Rift」を用いてチキンの揚げ方を学ぶVRトレーニングを開始すると、海外メディアPC Gamerが報じています。

この報道は元々海外の外食産業関連メディアEaterによって伝えられたもの。PC Gamerではこの報道に対し、ケンタッキーフライドチキンの親会社であるヤム・ブランズに問い合わせ、プレスリリースとしてこのVRプログラムに関連する情報とプレイ映像を入手、公開に至ったとのことです。

映像では、ある密室でプレイヤーがチキンの揚げ方を学ぶ内容が映し出されており、軽快なナレーションや、天井や地面から現れる調理器具やロボアームなどなど、非常にコミカルな雰囲気で進行。また、プログラム終了後は、所要時間や手際の良さなどの評価もされます。

プレスリリースによれば、このVRプログラムは従業員向けのトレーニングプログラム「Chicken Mastery Certification」を補完するもので、詳細なeラーニングとKFCの各キッチンの調理実習を提供するものとのこと。なお、通常ケンタッキーフライドチキンのオリジナルチキンを作るには25分かかる所、このプログラムでは10分程度でチキンの作り方を学ぶことができるようです。

このVRプログラムの国内向け展開については明らかになっていませんが、ケンタッキーフライドチキンで働く際の初めてのミッションが「VRヘッドセットの装着」となる時代も、近いうちにやってくるのかもしれません。
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