Cloud Imperium Gamesが開発中のPC向け大規模宇宙船シム『Star Citizen』。本作に、ゲーム内の土地を取得するアイテムをリアルマネーで購入する制度が登場しました。
「UEE Land Claim Licenses」と題されたこの土地購入権利制度は、『Star Citizen』の開発援助を目的としたもの。この権利を購入すると、UEE(ゲーム内政府)によって管理される膨大な数と面積の惑星、月、または小惑星といった土地の小さな部分の所有権を主張できるclaim beaconを獲得可能です。そして、それを利用することで特定の土地の権利を得られます(厳密には土地そのものの売買ではない)。
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プレイヤーは50ドルで4km×4kmの土地(Lotsサイズ)、100ドルで8km×8kmの土地(Estatesサイズ)を請求可能とのこと。また、請求できる土地は、UEEスペース内の私有所有のために指定された公共エリアから選ぶことになるので、どこでも良い、というわけではないようです。
これらの土地上では、複数のオプションが用意されている前哨基地を安全に建設したり、商業用に使ったりと様々な用途があります。しかし、土地は実際のリアルマネーを払わずとも、ゲーム内のクレジットでも購入できるほか、ゲームを遊ぶことでも得られるとしています。なお、獲得した土地は必然的にUEEの管理下となるので、他人の土地で無断採掘などを行ったりすると犯罪になります。
とはいえ、『Star Citizen』本編自体が正式リリースされていないこともあり、システム実装やclaim beaconの配布は通常のプレイヤーへの開放と同時。たったいま購入したとしても、すぐに土地を得られず、無課金の通常ユーザーよりも優位に立てるというわけではありません。
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2011年から開発され、公式サイト上のクラウドファンディングでは、現時点で1億6,892万7,071ドルもの開発資金を得ている『Star Citizen』ですが、いまだ正式な発売時期は不明。それに伴って、「UEE Land Claim Licenses」が有効になるタイミングもわかっていません。