◆動画配信そのものをコンテンツにした「げんげん」
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もはやゲーム実況すら行っていないバーチャルYouTuberなのですが、それでも「げんげん」のことは外せません。このバーチャルYouTuber、最初は「源元気」という筋肉質の高校生が動画投稿をしてみたというシンプルな内容だったのですが、次から怒涛の展開が行われているのです。
次に投稿された「げんげんの今年の抱負!」という動画では、世界設定がなんと“第三次世界大戦が終えたあとの2018年”に変化しているのです。日本はソ連に支配されており、もはやインターネットも規制されている始末。肉まんが好物だったげんげんも、配給のピロシキまんに喜んでいるのです。
さらに次の動画では、げんげんが殺人事件が起こった山奥のペンションに閉じ込められてしまうのです。ソ連に支配された日本という世界はすでにどこかへ消え去っており、すっかり探偵漫画の世界に……。そしてげんげんはとてつもない死亡フラグを立てて動画の収録を終えます。
ここまではまだ良いのですが、2018年1月20日に投稿された動画では、げんげんはなぜか魔王になっています。そして人類に対して降伏勧告をするのだというのだから、もはや何がなんだか。そう、げんげんは毎回動画の設定が大きく変わるのが特徴のバーチャルYouTuber。存在そのものがゲーム的であるとすら言えます。