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台湾台北市で行われている「台北ゲームショウ2018」にて、PS4ソフト『モンスターハンター:ワールド』のステージイベントが実施され、プロデューサーの辻本良三氏とディレクターの徳田優也氏が登壇しました。
先日発売を迎えたばかりの『モンスターハンター:ワールド』は、すでに高い人気を獲得しており、全世界で500万本を出荷(ダウンロード版販売実績を含む)との発表も寄せられたばかり。国内はもちろん、世界規模でも大きな動きとなっています。
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そんな『モンスターハンター:ワールド』に関するステージイベントが行われ、辻本氏と徳田氏が姿を見せるとなれば、ゲームファンの関心が集中するのも無理のない話です。また、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアのプレジデント・盛田厚氏もこのステージイベントを観覧しており、ゲーム業界側からも関心が寄せられているほど。
肩が触れ合うほどの観客が詰めかけたステージイベントは、辻本氏と徳田氏の挨拶を経て開幕。辻本氏から、「最新情報をお届けします」と、早速嬉しい一言が飛び出しました。
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まずは今の心境について、辻本氏が「先日発売されたばかりですが、繁体字のローカライズをアップデートさせていただきました。皆さんにたっぷり楽しんでもらえたらと思います」と述べると、会場が大きな拍手で包まれます。また徳田氏は、日本だけでなく世界中のユーザーと楽しめるのも本作の魅力と告げ、既に高い評価が伝わってきていると語りました。
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そして、本作のプロモーション映像がお披露目された後、アップデートで実装される「イビルジョー」について言及。この無料アップデートは、今年の春頃に実施される予定となっており、辻本氏曰く「めっちゃ強い」とのこと。生態系を破壊しかねないほど食い荒らす恐るべきモンスターなので、特性を把握して戦うのが大事といったアドバイスを徳田氏が明かします。
続いては、徳田氏による実機プレイの披露に移ります。本作は最大4人でのマルチプレイに対応しており、今回は台湾で活躍しているアイドルや来場者2名と一緒に、「トビカガチ」に挑みました。「スピードが早くて手強いモンスターです」と辻本氏からコメントも。狩猟に成功すれば、徳田氏が身に付けているものと同じモンハンTシャツといったモンハングッズが贈られるとあり、来場者の2人は気合いを入れて立ち向かいます。
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狩りの最中、辻本氏は「徳田はトカゲを6匹飼ってます」といった意外(?)な一面を公表し、徳田氏から今言うことですかとつっこまれる場面も。緊張感をほぐそうとしたのか、はたまた動揺させてミスを誘ったのか、その真相は闇の中です。
また、「『モンスターハンター:ワールド』やってる人いる?」と辻本氏が観客に問いかけると、かなりの人数が挙手。海を越えた台湾でも、シリーズ最新作が盛り上がりを見せているようです。4人のプレイを見つめながら辻本氏は、「日本に帰って早くプレイしたくなる」といった一言もポロリ。誰かのプレイを見ていると自分も遊びたくなる、というのはユーザーでも開発者でも変わりません。
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モンスターが気絶した時などは会場から大きな歓声が上がるなど、場が一体となった迫力満点の狩りを展開。アンジャナフが乱入した時には観客にも緊張が走りましたが、トビカガチが移動したため無事事なきを得ました。こうして、多くのゲームファンに見守られたトビカガチとのバトルは、徳田氏の活躍もあって見事討伐を果たす形で終幕。プレゼントが無事、2人の手に渡りました。
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大きな盛り上がりを見せた実機プレイが終わると、本作の新たな展開を公開。こちらの発表内容は既にお伝え済みですが、このステージイベントにて、『ストリートファイターV AE』とのコラボレーションを発表しました。
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このコラボ内容に関してはまず映像で紹介され、ワンセット防具を身に付けて「リュウ」と「さくら」にしか見えないハンターたちが映像内に登場。その勇姿がお披露目されるたびに、観客の声がひときわ大きくなります。
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まずは、リュウになりきれるワンセット防具が生産できるようになるクエストが第一弾としてリリース。この防具を身に着けることで、ボイスも『ストリートファイターV AE』のリュウのものになります。この第一弾クエストは、『ストリートファイターV AE』のセーブデータがあれば一足先にプレイ可能。そして後日、一般向けの配信が行われる模様です。
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『モンスターハンター:ワールド』プレイヤーにとって嬉しい報告が届いた後は、イベントに集まった観客へ向けたクイズを実施。お題は、先ほどの実機プレイで訪れたマップのと狩猟したモンスターの名前を答えるというもの。このクイズに正解した、赤い服を着た来場者にPS4コントローラーのリオレウスエディションが贈られました。
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実機プレイで手に汗握る場面もあり、サプライズな発表もありと、見応えのあったステージイベントもここで閉幕を迎えます。徳田氏は、「世界初の情報をここに持ってこられてよかったと思っています。これからも『モンスターハンター:ワールド』を宜しくお願いします」とコメント。辻本氏は、「僕たちも、日本に帰ったら接続してプレイしますので、オンラインでまた会えたらと思います」と、ゲーム上での再会を楽しみにする言葉で締めくくりました。
世界に向けて大きく羽ばたいた『モンスターハンター:ワールド』は多くのユーザーに受け止められ、そしてユーザー同士が距離を超えて共に狩りへと出かけています。この刺激溢れるプレイ体験は、「イビルジョー」の実装や『ストリートファイターV AE』とのコラボレーションで、更に広がりを見せることでしょう。今も、そしてこれからも楽しみな『モンスターハンター:ワールド』。多くのユーザーが期待した以上に、目の離せないタイトルとなりました。
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