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来たる2018年5月24日。
「最近コツコツプレイできるゲームが少ない!」とお嘆きの皆さんはお待ちかねであろうPS4版『レイルウェイ エンパイア(Railway Empire)』が発売されます。欧米でKalypso Mediaが発売しており国内で日本語音声ローカライズ版をユービーアイソフトが発売する同タイトルは、西部開拓時代のアメリカを舞台に、鉄道網を敷いて地域と会社を発展させていく本格派経営シミュレーションゲームです。
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実は筆者もそんなコツコツ楽しめるゲームに飢えているゲーマーの一人……。ということで、本稿では『レイルウェイ エンパイア』をプレイするべき理由5つをご紹介します。鉄道好きやシミュレーションゲーム好きのみならず、今までそういったゲームに触れてこなかった方にも是非プレイしてもらいたい!
【理由その1】ワクワクが止まらない!ロマンしかない世界観
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『夕陽のガンマン』『ワイルドバンチ』『許されざる者』など……映画を見て憧れていた西部劇世界に入ってゲームを進めていけるのは、それだけでもうテンションが上がりますよね!本作のゲーム内容は“鉄道会社の社長となり、ライバル会社との競争に勝ち、鉄道帝国の建設する”というもの。開拓時代のアメリカをどんどん発展させていくというのは、偉大な時代の先人の足跡を辿っているような感じがして、めちゃくちゃロマンがあります。
かくいう私は基本的にSFファンなんですが、何といってもこのゲーム起動時にラグタイム調の音楽と共に流れるムービーのインパクトたるや。それを目にしただけで骨抜きになってしまいました。
【理由その2】ジオラマみたいに楽しめる、美麗なグラフィック
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そして、そんな夢に溢れた世界観をフルに表現するのが美麗なグラフィックです。“雄大な緑に包まれた森林”に“乾いた荒野”、“街の喧騒”や“走行中の機関車の造形”など、どの風景もさすがといった美しさで心奪われますマップによって自然環境も多様に変化し、天候も変化しますので、ゲームをプレイする以前にそれらを眺めているだけでも充分に楽しく、運転席からの景色を楽しめるライド・アロング機能まで実装しているので、思わずベストなアングルのスクリーンショットを撮影したくなりますよ!
【理由その3】パズルみたいに考えながら線路を敷いていくのが楽しい!
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『レイルウェイ エンパイア』は鉄道網作りがメインとなるゲームですが、ではがむしゃらに線路を敷いていけば良いのかと言えばそうではありません。忘れてはいけないのは、本作が“鉄道経営シム”だということ。プレイヤーは鉄道会社の社長としての責務を全うしなければならないのです。鉄道を通じて都市と都市を結び、各地の特産品を輸送したり、人の流れを作ったりして地域経済を発展させていくこと重要となります。
ちなみに本作で一番悩ましい、頭を使うところが「機関車同士はすれ違えない」ということ。効率よく運送によって利益を得たいと考えながらプレイしてくると、いずれ絶対に二台以上の機関車を走らせたいと思う瞬間が必ず訪れます。すべての資源や駅を直線でつなぐのもあまりにも効率が悪いですし、整備施設の位置や補給塔の場所も最適化しないとコストがかさむばかり。地形も線路を引くときの重大なファクターで、長い橋や長いトンネルを作るには莫大なお金がかかってしまいます……。
しかし前述のとおり機関車をすれ違えさせることはできないので、単純に複線化するのか、それとも傍線を作って信号機を設置するのか、短くトンネルを作ってショートカットするのか、迂回ルートを作るのか。そういったことを考えるパズル的な要素が本作の醍醐味と言えます。ただ無策にめちゃくちゃ駅を繋ぎまくるだけでは、このゲームをクリアするのは難しいですよ!
【理由その4】充実したモードを搭載!やり込み要素が深すぎる
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プレイを進めると登場したライバル鉄道会社と争うというような要素が増えるなど、メインの鉄道作り(キャンペーン)だけでもちょっとやそっとじゃとてもやり尽くせない深度を誇っているのですが……。モードの種類も豊富で、以外に場所と時代を選んで歯ごたえのある目標をクリアしていくシナリオ、目標に囚われず自由にプレイできるフリーモード、そして、資金無限で自由自在に自分好みの機関車を集めて観察できるモデルモードまで用意されています。おそらく全部を遊び尽くすのにはかなり膨大な時間を要するでしょう。筆者は10時間程度プレイしましたがまだまだぜんぜん先が見えないです……!
【理由その5】フルローカライズで初心者も安心、快適なゲームプレイ
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ここまで説明してきた『レイルウェイ エンパイア』ですが、「鉄道……?シミュレーション……?全然わからないし難しそう……」といった具合にハードルを高く感じている人にもオススメです。
欧米では既に販売されているのは最初に述べた通りですが、5月24日に発売される本作はチュートリアルを含めあらゆる要素が丁寧にローカライズされています。筆者は今までこういった鉄道シミュレーションをちゃんとプレイしたことがなかったのですが、文章のみならず音声まで丁寧にフルローカライズされたキャンペーンを体験し、充実したヒントページを読んでいく中で苦労せずゲームの基本を学べました。……ということもあって初心者の方は、なるべくキャンペーンモードからプレイしましょう。
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筆者は個人的に「こういうゲームがコンシューマで出ることって珍しくなってしまったなぁ」と常々感じていましたので、ぜひとも売れて、どんどんこういうゲームを出しやすい環境になればいいのになあと、ちょっと熱っぽく思ってしまいますね……。
初心者には間口が広く、上級者には奥深い『レイルウェイ エンパイア』。是非とも一度遊んでみてください!