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『Call of Duty』シリーズ最新作、『Call of Duty: Black Ops 4』がE3 2018に出展されました。既報の通り、本作にはキャンペーンモードがなく、今回はマルチプレイヤーモードの試遊をすることができました。
体験することができたのは、南国の海辺にある廃墟のような「Contraband」と、高所に建てられた施設を舞台とした「Frequency」という2つのマップ。「Contraband」は青い海と緑が映える綺麗なマップであるものの、マップ中央にある桟橋が攻防の要になります。「Frequency」は高所にある建物ということで各部屋や通路が狭く、突然出くわした相手との近距離の撃ち合いが発生しやすくなっていました。また、高所にあるということで足を踏み外してしまいそうな場所も多く、慣れないうちは落下死しないように気を使う必要があります(実際に2回ほど落ちました……)。
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短い間の試遊であったものの、プレイして最も気になったのは、やはり本作から取り入れられた回復システム。過去作では他FPS作品と同様、ダメージを受けた後一定の時間が経つと回復する仕様でしたが、本作ではL1ボタン(PS4版)を押すことで任意のタイミングで回復可能。逆に言えば、時間が経ってもまったく回復しないため、回復し忘れて敵の前に出て一発撃たれて死亡、という事態も起きてしまうということになります。
本作ではジャンプ中や乗り越え動作中など、どんなときでも常に銃が撃てる状態なため、この煩わしさがゲーム性にかなり影響することに。敵と銃撃戦の後、物陰に隠れて回復するべきか、それとも次の攻撃に備えリロードすべきか…これまでとは少し、しかし確実に大きな差となる判断をすることになります。回復の動作自体はリロードと比べても短く、移動しながらでも行えますが、相手に隙を与えるには十分な時間でもあります。
実際、筆者は「リロードしなくちゃ……あ、回復も……」とあたふたしている間にやられてしまうことが多々ありました。シリーズ過去作や、ほかのFPSに慣れている方は、一旦頭を切り替える必要がありそうです。チームベースのマルチ対戦以外にゾンビモードやバトルロイヤルも収録する『Call of Duty: Black Ops 4』は、PS4/Xbox One/PC向けに2018年10月12日より全世界同時発売予定です。