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レースゲームに“リアル”を求めるユーザーに、また一つオススメのゲームが登場します。PS4向けに2018年9月27日発売予定の『アセットコルサ アルティメット・エディション』(以下、『アセットコルサ』)は、170以上の実車や全16箇所の実在するサーキットを収録。車のセッティングや挙動も徹底的にリアルを追求し、まさに“ドライビングシミュレーター”と言える作品となっています。本作は、海外でのみ発売されていたタイトルですが、満を持して国内向けに発売されることになりました。
◆市販スポーツカーからレジェンド級のレーシングカーまで多彩に収録
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しかし、逆にフェラーリやランボルギーニなどの憧れのスーパーカーメーカーを収録。
『アセットコルサ』は、まず収録されている車がユニークです。登場する自動車メーカーは、トヨタや日産、マツダといった国産メーカーを始め、メルセデス・ベンツやBMW、アウディのドイツ御三家、アルファロメオ、フォード、シボレーなど世界中の大衆車メーカー。そしてフェラーリやランボルギーニ、ポルシェ、マクラーレンといったスーパーカーメーカーも多数登場します。
収録車種は各メーカーのスポーツモデルが中心ですが、市販のスポーツカーから一般人には手の届かないスーパースポーツカー、そして過去から現在までの実在するレーシングカーまでも収録。例えば、ルマン24時間レースに登場した「トヨタ・TS040 HYBRID」や「マツダ・787B」を始め、2017年のF1マシン「フェラーリ・SF70H」、レジェンドF1マシンの「ロータス・98T」などが登場。往年のモータースポーツファンも唸るマシンチョイスです。
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ルマン24時間のマシンの「R18」が収録されているのは嬉しい。
また伝説のラリーカーである「アウディ・クワトロ」が収録されているのはマニアにはたまらない。
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F1マシンならではのハンドリングや加速感などもリアルに再現。
市販車からF1まで幅広く収録され、ドライビングの特徴も再現されているのが
『アセットコルサ』の優れている点。
ちなみに筆者にとって嬉しかったのが、世界でもほんの一握りの人物しか手に入れられないというスーパーカー「パガーニ」の収録。そのラインナップの一つである「ウアイラ BC」は、その価格実に2億円以上という凄まじく高価なモデル。収録されるスーパーカーはもちろんこれだけではありませんが、そんな夢の車を心ゆくまで運転し、クラッシュを気にせずレースを楽しむことができるのは、ゲームとはいえども気持ちがいいものです。
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世界のほんの一握りの人しか手に入れることができないマシンを自在に運転できるのは楽しいもの。
ちなみに運転席のメーターの配置も本物通りに再現されています。
◆徹底的なリアルさはゲームを“プレイ”ではなく“本物の運転”にする
『アセットコルサ』は登場車種だけでも魅力的ですが、実際に車を走らせてみると、面白さはさらに広がります。なぜかというと、ゲーム中の車の挙動が、現実を忠実に再現しているからです。
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しかし初心者でも操れるよう、ガイドラインを設定することが可能。
写真のように表示が赤ければ速度が速すぎるということ。このガイドラインに従えばかなり走りやすくなります。
ただし、ガイドラインの通りに走れば速いというわけでもなく、
その見えない答えを追求するところにドライビングの面白さがあります。
例えばカーブを曲がるとき。普通のレースゲームならハンドルを切れば簡単に曲がれるものが多いのですが、『アセットコルサ』は違います。現実の運転では、カーブの手前でしっかりとブレーキをかけて車を減速させハンドルを切り、車が曲がりたい方向に向きを変えたらアクセルを踏んで加速します。この一連の操作を丁寧に行わなければ、車がカーブから飛び出してしまったり、曲がっている途中にタイヤが滑ってスピンをしてしまったりと事故に繋がります。
『アセットコルサ』でも、車にかかる重力や挙動がしっかりと再現されているため、前述の操作をしっかり行わないと車が走りません。つまりごまかしの操作が効かなくなっているのです。ゲーム中でしっかりと車を走らせるためには練習が必要ですが、これに慣れて車がしっかりと走るようになると、このゲームの面白さ、そして車の運転の楽しさがわかってくるでしょう。カーブを一つずつスムーズにクリアしていく気持ち良さ。これは現実の運転となんら変わりがありません。
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車のメカニズムを熟知しているなら、セッティングを変えてコースに合わせた車づくりに挑戦してみては。
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R34型GT-Rは、現実にこのコースで開発されました。
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メーターの配置は本物通り。まるで本物を運転している感覚に浸れて楽しい。
『アセットコルサ』は、(当然ですが)普通のPS4のコントローラーでも操作が可能。各ボタンにはアクセルやブレーキ、ハンドルはもちろん、トランスミッションの操作、車の運転をアシストする電子制御の操作が与えられており、それだけでも十分にリアル。
そこからさらにゲームの面白さを味わいたいなら、ハンドルコントローラーを使用するのがオススメ。今回のプレイに使用した「ロジクール・G29」は現実の車と同じようにハンドルはもちろん、ペダルが付属。さらにオプションでHパターンのMTシフトレバーも装着可能とリアルを追求。そして何と言ってもハンドルのフィードバックが素晴らしい。『アセットコルサ』は、各コースの路面状況も現実を忠実に再現しています。今回は試しに、世界一過酷なサーキットとも言われる「ニュルブルクリンク・北コース」(ドイツにある全長約20kmのサーキット。世界中の自動車メーカーが新車をここでテストすることで有名)を走ってみましたが、コースレイアウトはもちろん、路面の細かな凹凸まで徹底的に再現されており、このコースを走る難しさを実感させられました。逆にその難しさゆえにプレイに集中でき、本物の車と同様の緊張感を味わうことができます。
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車を速く走らせる難しさと楽しさを味わえます。
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運転好きにはかなり嬉しい装備。
◆まるでアドベンチャー感覚のプレイモード
徹底的なリアルさを追求した『アセットコルサ』ですが、レーシングゲームとしてもやりこみ要素は満載です。運転に慣れない人にありがたい練習モードがあるほか、レーシングドライバーとして成長していく「キャリアモード」、そして実力を試す「チャンピオンシップモード」を搭載。対戦するコンピュータのレベルも変えられるため、自分の実力に合わせてレースを楽しむことができます。
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そして、面白いのが「スペシャルイベント」。これは操る車やコース、そしてテーマが決められているモードで、億超えのスーパーカーだらけのレースやF1、レジェンドカーを集めたレースのほか、ドリフトイベントも収録。純粋にレースを楽しむだけでもやりがいはありますが、この多彩なテーマのレースをプレイするだけでもやりこみ要素は十分。“『アセットコルサ』は車をテーマにしたアドベンチャーゲーム”まさにそんな言葉が浮かんできました。
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登場車種にも注目。
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写真は「ポルシェ・962C」。運転してみると、いわゆる「ドッカンターボ」の効き具合など、
本当に細かいところまで再現。逆に乗りこなしてやろうと必死になるのが面白い。
以上、『アセットコルサ』をプレイした感想を述べてみました。率直に言えば『アセットコルサ』はレースゲームという括りをはるかに超えた“ドライビングシミュレーター”と言えるゲームです。
実際に車の運転は簡単ではなく難しいものです。特にモータースポーツとなると、その難しさは顕著で、一つのミスが命取りとなります。一瞬の気の緩みも許されないこの感覚は、車好きにとってかなり楽しいはず。正直、初心者にとっては難易度の高いゲームかもしれませんが、だからこそ車が自分の思い通りに動いた暁には、きっと車を運転する喜び、感動、そしてカッコよさを味わえることでしょう。
『アセットコルサ アルティメット・エディション』は、PS4向けに2018年9月27日発売予定。価格は、パッケージ版が6,400円(税別)、ダウンロード版が6,400円(税込)です。