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スクウェア・エニックスより2018年9月14日に発売予定のシリーズ最新作『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』を試遊できたので、今回は簡単にですが動画と共にインプレッションをお届けします。
「ララ・クロフト」という存在 ―トゥームレイダーシリーズおさらい
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『トゥームレイダー』シリーズは、1996年に発売された初代PlayStation向け『トゥームレイダース』を筆頭としたアクションアドベンチャーゲームの名称です。冒険家であり考古学者である主人公「ララ・クロフト」が、シリーズを通して世界各地で冒険を繰り広げます。
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『トゥームレイダース』が発売された当時、女性が主人公のアクションゲームは珍しく、トレジャーハンターとして秘境探検を繰り広げる、強くて美しい女性「ララ・クロフト」の姿に魅了された人々は多かった事でしょう。特に海外での人気が高く、今では映画版トゥームレイダーが作成されたり、海外で切手になったり、「ゲームヒロインとして最も成功した人間の女性」としてギネス認定されたりと、最早“ゲームの枠を超えたキャラクターの一人”と言っても過言ではない存在になりました。
「もっと詳しく」「ゲーム毎の特徴も知りたい」という方は、ぜひこちらの記事も併せてどうぞ!
【総力特集】今さら聞けない!『トゥームレイダー』シリーズ総まとめ
今作は「古代マヤ遺跡」が舞台、終末論から世界を救え
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『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』は、過去に発売された『トゥームレイダー(2013年)』『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』から続くリブート版三部作の最終作としてストーリーが進行します。今作は古代マヤ遺跡を始め、物語の多くはペルーが舞台となっていますが、試遊した序盤のステージではマヤ人も移住したとされるメキシコのコスメル島からスタートします。(余談ですが、マヤ文明および舞台地名の歴史を調べながらプレイするとより一層楽しさが倍増します!)
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敵対する秘密組織トリニティとの対決、そして古代マヤ遺跡に記された「終末論」から世界を救うべく、新米考古学者のララ・クロフトがどのようにして一人前のトゥームレイダーになっていくのか― ララの成長が描かれる『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』のストーリーにも注目です。
古代文明の謎を追え― 遺跡探索と謎解きはトゥームの醍醐味!
対処方法を考えながら進むのも醍醐味の一つ
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ストーリーで訪れる遺跡ダンジョンの探索をはじめ、クリアすると特別なスキルが覚えられる謎解きアクション要素強めの「チャレンジトゥーム」と呼ばれる特別ダンジョンは今作も健在。試遊した序盤の遺跡の作り込みは素晴らしく、アクションに対するララの操作性も良し。ジャンプ後、離れた壁にピッケルを刺しクライミングする一連の動きなどとてもスムーズで、ララを動かしているだけでとても楽しい!
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オプションからいつでも難易度設定が変更できるので、遺跡ダンジョンの謎解きが難しいと感じた場合は、ヒントが多くなるイージーモードにして進めるようにもなっています。パズルの難易度だけイージー設定にして、戦闘難易度はノーマルにする、といった個別難易度の変更も可能です。
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他にも、モノリスを読んで言語スキルが上がっていったり、水の中を探索したりと序盤からアドベンチャー要素は盛りだくさんでした。水中探索は息継ぎが必要になるので、長く潜っていると結構ドキドキします…。
自然を味方に― サバイバル要素も拡充!
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古代マヤ遺跡の舞台に加え、今作ではマヤ遺跡が眠る「ジャングル」も舞台の1つ。草の茂みに隠れ敵を待ち構えたり、泥を塗って自然と一体化しながらの戦闘、木の上からダイブしながらの強襲など…自然と一体化して戦うララの姿を見て「遺跡の謎解きをアドベンチャー」とするならば「ジャングルの戦闘はサバイバルだ!」と思わせるほど。
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ララの冒険はどこへ行く―
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その他にも、今作では『トゥームレイダー』シリーズの中でも最大の街“パイティティ”が登場します。サイドミッションを始め、武器・防具の購入、反乱軍やカルト教団の存在など、ララの冒険を進める上での“拠点”として大事な場所になる事は間違いありません。
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『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』はPS4 / Xbox One / PCにて2018年9月14日に発売予定です。ララが一人前のトゥームレイダーとして成長する姿を、ぜひその目で確認してみて下さい!