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CNNを始めとする複数の海外メディアは、選挙資金を飲食やゲーム購入などに不正利用したアメリカの下院議員が起訴されたことを報じました。
Kotakuなどによれば、今回起訴されたのは下院議員のDuncan Hunter被告人とその妻であるMargaret被告人。両被告人は約25万ドル(記事執筆現在約2,750万円)の選挙資金をハワイ旅行や観劇、子どもの授業料やゲーム購入などに充てていたとして1年以上前から司法省の調査を受けており、この度、有線通信不正行為、記録偽造、選挙資金違反、共謀罪等の罪で起訴されました。
なお、Duncan被告人はSteamでのゲーム購入について、息子が自分のクレジットカードを用いて勝手に行ったことであると主張しており、まだ返済は行われていないとのこと。ちなみに、The San Diego Union-TribuneによればSteamに使用された総額は1,302ドル(記事執筆現在で約15万円)。加えて、Kotakuの公開している明細から、購入したゲームは5ドルのものから90ドルのものまで多岐にわたることが明らかになっています。
また、これを受けた選挙管理委員会のアナリストは、同被告人らに経費の説明、申告書の作成と個人経費の払い戻しを要求しています。同被告人はゲームにおける表現規制反対派の議員として知られていました。
CNNでは、両被告人が、どのようなものに選挙資金を不正利用したのか、などが記載されている起訴状も公開されています。