
――本作ではユニークな武器が数多く登場するとのことですが、どのような武器が登場しますか?
Theuns Smit氏(以下、Smit氏):『ヒットマン 2』では、「世界が武器」ということで様々な身の回りのものを武器として活用することができます。例えば、ペンチ、砂糖の入ったバッグ、セメント袋とか。新しく武器としてダートガン、スタングレネード、フラッシュバンも登場します。
――中でもお気に入りはありますか?
Smit氏:(人を殴打できる)“魚”ですね。その他には殴ったときの音が爽快なレンチバールが好みです。
――水溜りでの感電、死体処理をできるウッドチッパーが印象的でしたが、そういった殺害方法は他にもあるのでしょうか?
Smit氏:ターゲットを殺害するにあたって、色々なトラップを仕掛けることができます。例えば先程のミッションでは、レーサーであるシエラの対戦相手をわざと失格させることでシエラを表彰台に登らせ、その際に飲み物に毒を入れたり、紙吹雪に細工をして殺害することもできます。頭上に重いものがあれば、それを撃って落して殺害するなど他にもたくさんのユニーク・キルがあります。
――シリーズ未プレイの方に紹介したい魅力は何でしょうか?
Smit氏:『ヒットマン 2』は『ヒットマン』からの続編ということになりますが、暗殺のサンドボックス型ゲームとしての最高峰という自負があります。限界は“自分の想像力”。色々なアプローチがありますが、全て“自由”にできます。変装などステルスを駆使し、敵の2歩、3歩先を行くことで周りの環境を支配する面白さがあると思います。もちろん、ステルスを放棄するという楽しみ方もあります。AIが進化していますので、戦い方の緻密さが増しており、計画的に行動するため手強く、面白いはずです。
――AIが進化したとのことですが、軍隊や警備など、そのAIのベースとなったものはあるのでしょうか?
――マイアミ・ロケーションでは2,000人にも及ぶNPCがいるとのことでしたが、彼らのAIにも同じく個性はあるのでしょうか?
Smit氏:何かが起こった際の反応として、慌ててセキュリティ・ガードを呼びに行く人、隠れてしまう人、恐怖のあまり立ち尽くしてしまう人など、みんな違う反応を見せますね。2,000人のうちほとんどのNPCは気絶させたり、服を奪って変装できる点も考えると、潜入だけでなく逃げるときなど色々な場面で有効活用していくことができると思います。
――本作のストーリー・流れといった点で注目すべき点を教えてください。
Smit氏:6つ全てのロケーションを最初から収録しているということが開発者としてとても嬉しいことなのですが、これはプレイヤーにとってもストーリーに深く没入できるということになります。エージェント47が神出鬼没の敵を追いかける中で自分の過去について知っていく点にも注目です。
――最後に、日本のプレイヤーに向けてコメントをお願いします。
Smit氏:『ヒットマン』の続編を世に出すことができて、開発者として非常に嬉しいです。プレイして頂いているユーザーのみなさまには感謝しています。『ヒットマン 2』では前作から強化されたフィーチャー、新たなフィーチャー、イノベーションも組み込んでいます。前作からさらに進化し、没入感のある作品を作ることができましたので、是非プレイして楽しんでいただきたいです。
――ありがとうございました。
『ヒットマン 2』はPS4/XboxOne向けに2018年11月15日発売予定。ダウンロード版のみのゴールド・エディションは、3日前の11月12日から先行アクセスが可能です。