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今やますます注目度が高まっているe-SportsシーンとRTS系ゲームジャンル「MOBA」。数あるe-Sports競技、そしてMOBAの中でも最大級の人気を誇るのが『リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)』です。インターネットだけではなく、テレビやラジオなどでも紹介されるようになってきた『LoL』に最近興味を持たれた方も多いのでは。
Game*Sparkでは、そんな『LoL』に挑んでみたい新規プレイヤーの皆様のために、ハウトゥー記事シリーズを連載していくことになりました。今回は「Topレーン」編です。この記事はゲームを始めたてで何もわからない初心者向けの講座となっておりますので、ご了承ください。
※記事の内容は執筆当時の最新バージョン「パッチ8.23」を基にしています。
Topとは何をするロールか
『LoL』は5人対5人で対戦するゲームです。そしてその5人には、それぞれロール(役割)が決められています。例外もあるのですが、基本的には1チームは「Top(トップ)」「Mid(ミッド)」「ADC(エーディーシー、あるいはマークスマン)」「Support(サポート)」「Jungle(ジャングル)」の5人によって形成されています。今回はその「Top」について説明していきます。
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「Top」または「Topレーン」というのはマップ左上側(SS右下参照)、“┏”型の道のことを指します。このポジションには、「ファイター」や「タンク」などの特性を持つメレーチャンピオン(近接攻撃系のキャラ)が一人で行くことが多いです。なので、それに対抗して「対ファイター」的なレンジドチャンピオン(遠距離攻撃系のキャラ)が来ることもあります。なぜファイターがTopレーンに行くのかという理由はいろいろありますが、初心者のうちは深く考えずに「そういうものだ」と思っておいてください。
『LoL』のアカウントを作った直後の対人戦ですと、各々のレーンやチャンピオンの役割を把握し切れていないプレイヤーも多く、また「ジャングル」というロールに必須の「スマイト」というサモナースペルも開放されていないことから、例外的なチーム構成になることもありがちです。ですが、ゲームをプレイしてサモナーレベルを上げていくと、次第に自然と前述の型にはまるようなチーム構成になっていきますので、最初からそういったことを意識しておくとよいと思います。
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決まった攻略法はなく、たくさんの「例外」をプレイヤーが生み出していくのが『LoL』の特徴。それを踏まえて今回お教えするTopレーン担当プレイヤー、通称「Topレーナー」の最初の目的は、相手チャンピオンより育ち、相手のタワーを先に破壊するということです(これはもちろん他のレーンにも言えることですが)。
Topレーンにおける「レーン戦」
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最初に意識しなければならないのはCS/ラストヒットです。チュートリアルでも触れられますが、ザコ敵である「ミニオン」の体力が充分減ったところを狙って殴り、トドメを刺すとお金がもらえるという仕組みです。特に「シージミニオン」と呼ばれる大きなミニオンのCSをとった場合のゴールドはかなり大きいので、これだけはしっかりと意識しておくようにしましょう。CSは『LoL』の技術の中でも、最も基礎的かつ欠かせないものです。
相手よりもCSを稼げている状態でタワーを折ることができれば、そのレーンはおおまかに「勝っている」と見なすことができます。逆にCSで負けたり、タワーを先に折られたり、相手に一方的にキルされたりなどした場合は、「レーンは負けている」ということになります。そうした不利な状況で敵に1vs1の戦いを仕掛けても、さらなる敗北を招きかねません。
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Topレーンは基本的に1vs1かつ、他の味方から遠い位置なので、他レーンの影響を受けにくいです。そんなわけで、次に重要になってくるのは「ダメージトレード」。「ダメージ交換」とも言われますが、この用語が指しているのは「敵チャンピオンとの攻撃のぶつけ合い」のようなものです。
例えば、あなたが「相手に100のダメージを与えたが、すぐさま反撃されて200ダメージを受けた」となれば、それは「ダメージトレードに負けた」と言えます。逆に、「敵のスキルを食らって200ダメージを受けたが、2度も攻撃し返すことに成功。合計で350ダメージを与えた」というケースであれば、あなたは「ダメージトレードに勝った」ということになります。
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チャンピオンの相性などもあるので一概には言えないのですが、先に攻撃できるような状況であれば、積極的に「ダメージトレード」を仕掛けてみてもよいでしょう。とはいえ、敵ミニオンの攻撃範囲で敵チャンピオンを攻撃すると、あなた自身が敵ミニオンの攻撃ターゲットになってしまいます。
「敵チャンピオンを攻撃したが、敵チャンピオンと敵ミニオンから反撃を食らった」となれば、「ダメージトレード」には勝ちにくいですよね。うまく自分が得するようなトレードを仕掛け、敵の奇襲に気をつけながら有利なプレイを作っていくのが、「Topレーンの戦い方の基礎部分」です。この「ダメージトレード」と「タワーを巡る攻防」をまとめて「レーン戦(レーンフェイズ)」と呼びます。
- お金と経験値を稼ぐ「CSの取り合い(ザコ敵の倒し合い)」をする!
- 味方本陣を守りつつ敵本陣を攻めるため、「タワーの壊し合い」をする!
- Gank(敵からの奇襲)に細心の注意をはらう!
◆「レーン戦」を簡単に説明すると……
Topの「レーン戦」が終わったらどうする?
一本目のタワーを先に破壊したとき(または破壊されてしまったとき)、1vs1でCSやタワーを奪い合うレーン戦は終了します。しかし、先にタワーを割って、そのままどんどん奥に進んでいくと、そこは相手の陣地に近くになるのですから、当然「敵Topレーナー」以外のチャンピオンとも遭遇しやすくなりますよね。
ですから、タワーを先に割ったからといって、計画も無くレーンを攻め続けることは基本的にはオススメしません。ときには他のレーンを手助けしに行ったり、真っ暗で何も見えない敵陣ジャングルの視界を広げたり、大型の中立モンスターを倒したりなど、柔軟なプレイが必要となってきます。
もちろんその頃には他のレーンでも似たような展開となっているでしょうから、相手のチャンピオンも担当レーンにとらわれず、自由に動いている場合が多いです。なので、タワーが破壊されたころにはレーン戦が終了するのです。
Topレーナーのための「集団戦」フェーズ
3vs3などの多人数でぶつかりあう戦闘を「集団戦」と呼びます。ゲーム中盤から後半にかけて、レーンがだいたい勝っているチームであれば「集団戦」をうまいタイミングで仕掛けて勝利を目指しましょう。負けているチームであれば、5vs5の直の集団戦を避けつつ、人数差をうまく作って、少しずつ不利を取り返すように動きます。そうした駆け引きが生まれる中盤戦以降を、集団戦フェーズなどと呼称したりもします。
集団戦フェーズでTopレーナーが心がけることは、当然ながらチャンプごとに変わってきます。スプリットプッシュと呼ばれる「一人でレーンをひたすら押し、奥のタワーにダメージを与えて、敵が寄ってきたらさっさと逃げる」というプレイングが得意なチャンプもいれば、集団戦で影響力を発揮しやすいチャンピオンもいます。ただし、スプリットプッシュは慣れずに行うと死を招きやすいので、初心者はなるべく他のチャンピオンと一緒に行動し、人数差を作って集団戦をするようにしましょう。
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典型的なTopレーナーであるファイターやタンクは、ほかの種類のチャンピオンより頑丈です。なので、チームの中でも先陣を切って突撃し、ときには死にそうな味方や、ADCなどの「ダメージを出せるが防御力が乏しいタイプ」のチャンピオンを守るような立ち回りが求められがちです。
例えば5vs5で集団戦が起きた場合。あなたのチームメイトが「2人倒されて3人は生存」、相手チームが「4人倒されて1人しか生き残らなかった」とすれば、その集団戦は「あなたのチームの勝ち」です。こうなると、「3vs1」という構成になります(時間的にはわずかな間ですが……)。
これは言わずもがな、圧倒的有利です。有利をとったあなたのチームは「レーンをさらに攻める(レーンプッシュ)」「ドラゴンやバロンなど、大型中立モンスターを倒す」といった選択肢が生まれます。この考え方は、MOBAを遊ぶためにとても重要なポイントなのです。
「レーンをさらに攻めるために集団戦に勝つ!」→「集団戦に勝つために○○というアイテムが欲しい!」→「アイテムを買うためにはCSをとってお金を稼がないといけない!」→「お金を稼ぐためには……」と、順々に思考を巡らせていけば、そのタイミングで自分が何をすべきか、自ずと分かるかもしれません。「今の状況で何をしたらいいか分からない」と困ってしまう方は、チームと自分が目指すべきモノを、まずはゆっくり考えてみましょう。
「集団戦に勝つために、味方を早く合流して数で差をつける」「集団戦で勝つために、相手より先にタワーを破壊する」、その他いろいろ。「集団戦で勝つために何をするか」というのを考えるのは、なかなか楽しいかと思われます。プロや配信者の動画を観ると分かりますが、集団戦で活躍するプレイヤーはまずカッコいいですし、やっていても非常に面白いです。
レーンで勝ち、集団戦で勝ち、役割を果たすことができれば、勝利はもう目前でしょう。逆に、レーン戦で少々負けてしまったとしても、集団戦フェーズでうまく立ち回ることができれば充分に逆転は可能です。ただし、負け過ぎるとそうもいかないので、レーンでキルを取られたりなどした場合はタワーの近くで安全にCSを稼ぎましょう。ちなみに、このプレイングを「土下座ファーム」と呼ぶこともあります。
「ダリウスTop」のプレイングを解説!
一通り説明が済んだところで、今回は新規プレイヤーに無償で配布される「スタートアップチャンピオン」でもある「ダリウス」を例にとって説明しましょう。
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ダリウスは非常に強力なチャンプです。彼の強さの秘訣はなんといってもそのパッシブスキル、「大出血」でしょう。
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「大出血」は殴った相手を出血させる効果です。出血している相手はDoTダメージ(持続ダメージ)を受けるようになります。5回続けて殴り、大出血の効果が5回スタックするとダリウスは「紅血の激昂」状態に。尋常ではない強さになります。なので、足を止めた殴り合いでは、ダリウスは無類の強さを発揮します。
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続いて紹介するのは、Qスキル「皆殺しの斧」です。ぐるんと一周斧を振り回してダメージを与えます。円の外側を当てると威力が高いので、できれば外側を当てるように心がけましょう。チャンピオンに当てると自身の体力を回復させる効果もあるので、これを当てているだけでレーンでは相当強いです。
逆に言えば、Qがまったく当てられないと、ダリウスはかなり脆いチャンプにもなってしまいますので、そこはキッチリ練習しましょう。Qはダリウスにとって非常に重要な攻撃スキルですので、空振ってしまうとあまりよろしくないです。Qを外した場合、ちょっとの間だけ下がるのも大切です。
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次にWです。発動後の次の通常攻撃にスロウ効果を付与します。また、通常攻撃が当たった直後にWを押せば、すぐさま連続で攻撃することができます(AAタイマーがリセットされる、とも言います)。
先ほど「足を止めた殴り合いではダリウスは無類に強い」と説明しましたが、もちろんそんなダリウスを相手に殴り合ってくれる人はそうそういないので、攻撃の機転にWでスロウをかけ、追いかけながら殴ってスタックを貯めるようにしましょう。
また「AAタイマーリセット」の効果によって、WはCSを取るのに非常に適したスキルでもあります。早めに砲台ミニオンを殴ってしまった場合などもすぐにWを発動すれば、CSが間に合ったりします。
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Eは当てた相手をこちら側に引き寄せるスキルです。逃げていく相手を捕まえるために使うのもよし、連続攻撃を仕掛けるときの出だしに使うのもよしですが、逃さないように使うほうが最終的なダメージ量は大きいです。相手が油断しているときは、タワー攻撃範囲に引っ張り上げることで、タワーの攻撃を当てることもできたりします。ここぞ、というときのために覚えておきたいところ。
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Rスキル(通称アルティメット、ウルト)のノクサスギロチンは大ダメージの攻撃です。大出血が5スタック溜まった相手に与えるダメージは特にすさまじいので、チャンスがあれば積極的に狙いましょう。ノクサスギロチンでキルをとると、クールダウンが解消されて連続使用が可能に。そのうえ、即座に「紅血の激昂」状態になることができるので集団戦でも役に立ちますが、発動するまで少々時間がかかることを覚えておきましょう。
ダリウスと往くレーン戦のコツ
レーン戦では、相手にQの先端を当て体力有利を狙いましょう。外してしまっても、QでミニオンのCSを取れるようにするとよいと思います。Qの発動には少しクセがあるので、このあたりは触っていって覚えましょう。
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相手がQによく当たってくれるとラッキーなのですが、もちろん相手も警戒するでしょうし、なかなか簡単には当てられません。なので味方側ミニオンの体力を見て、相手がCSを取りそうなタイミングを狙えると尚良いでしょう。とはいえ、言うは易しという感じでなかなかうまくはできないもの。初心者のうちは何事も練習です。
相手がスキルを使うなどして攻め込んできた場合、通常攻撃→Wと当て、その後続けて殴ったりQを当てたりすることで、大出血スタックを貯められます。レベルや体力、アイテムがおおむねイーブンであれば、恐れずに殴り合いましょう。一度成功すれば、体力的にかなりのアドバンテージをとることができます。
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ダリウスは遠距離攻撃系のチャンピオンを相手にすると、序盤は不利になりがちです。しかし彼には激しい火力がありますし、遠距離攻撃系チャンピオンは基本的に“やわらかい”ので、状況を見て「Eを当てて通常攻撃」などをすれば必ずチャンスが生まれます。味方ジャングラーに助けを求め、支援してもらうのもアリです。
ダリウスをプレイする際の「Gank」意識
『LoL』の試合展開を盛り上げる奇襲攻撃、通称「Gank」。味方のGankに足並みを揃えたいときは、Eで引っ張って逃さないようにすれば上手くいくでしょう。スキルのクールダウンと射程範囲、他のチャンピオンやミニオンとの距離感をきっちり掴んでおくことが大事です。
逆に「Gank対策」を考えてみましょう。ダリウスはレーン戦が強いチャンプですので、同程度の実力の相手が対面にきて無心でプレイしていると、ついついレーンを押しがち(攻め込み過ぎ)になります。その場合、相手ジャングラーによるガンクは非常に脅威になります。
なので、CSを取るとき以外はミニオンを無視したりして、引き気味なレーン戦を心がけるのが無難でしょう。もしもTopレーンを押し込む場合は、「コントロールワード」や「ワードトーテム」で視界を広げていく“ワーディング”を欠かさないようにしましょう。
状況によるのですが、相手の足並みが合わなかった場合、レベルが上回っているダリウスがジャングラー単体と殴り合って負けることはまずないので、場合によってはキルを狙えるかもしれません。大出血からのウルトでの高火力を生かして、タワーダイブ(相手タワーの攻撃を耐えながら攻め込むこと)を誘ってダブルキルなんていうことも、決して不可能ではありません。もちろん、熟れた上級者相手には難しいですが……。
この場合、ウルトでキルをとると、そのクールダウンが解消されるという効果が非常に凶悪です。とはいえ、基本的にダリウスはGank耐性が低く、しかもGankを寄せてしまいがちなので、繰り返しになりますが引き気味に戦って「Gankしにくい状況にする」のが大切でしょう。
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ダリウスが持つべきサモナースペルは大まかに2パターンあると言えます。ひとつは「フラッシュ+テレポート」。もうひとつは「フラッシュ+ゴースト」です。
「テレポート」がある場合はBotレーンの手助けにいける場合があります。慣れてきたら、ボットレーンにいる敵と味方の体力をよく見てみるようにしてみてください。集団戦やGank、キルの取り合いなどが始まる前、「これは一悶着起こりそうだぞ」と思ったら、スキを見てテレポートをするのも有効です。なお、パッチ8.23時点ではテレポートのキャンセルが不可能になっているため、使うにはかなりの決断力が迫られるかもしれません。
op.ggなどでプロのビルドを見ると、ダリウスは「テレポート」を選ばずに「フラッシュ」と「ゴースト」を持つこともあります。「ゴースト」は移動手段が徒歩しか無いという、ダリウス最大の弱点をカバーする非常に強いサモナースペルなのですが、レーンで絶対にキルをとる自信がない初心者は、「テレポート」を持つのが無難だと思います(自陣本拠地からはレーンに戻るときにも使えますしね)。
ダリウスと往く「集団戦」のコツ
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ダリウスは徒歩しか移動手段がないため、敵の奥側に行くのは難しいですし、自分から集団戦を仕掛けることも困難です。もちろん、集団戦でも大出血のスタックを貯めたいところ。まずは、前線にいる敵チャンプの誰かひとりを殴りつづけるか、うまいこと死にかけのチャンプにウルトを当て、紅血の激昂状態になることを目指してみましょう。
紅血の激昂状態になれば、Qの先端を当てるだけで大出血が最大スタックまで貯まります。そこからの連続ウルトの爆発力は目を見張るものがあります。
オブジェクトを取る際の立ち回り
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ダリウスはタワーを折るのが速いタイプのチャンピオンではありませんし、一人で奥にあるタワーを殴れる状況もかなり限られています。どうしても一人でタワーを攻めるしかない場合はミニマップに目を凝らし、とにかく死なないように安全にプレイしましょう。ダリウスに限らず、Topのレーン戦で勝利した場合は、ジャングラーを呼んだりなどしつつ、大型中立モンスター「リフトヘラルド」を積極的に狙いましょう。
ダリウスは1vs1ではかなりの強さを発揮するチャンピオンなので、敵に警戒されてGankを受ける可能性も低くありません。その場合は味方に他タワーへのプレッシャーをかけてもらうなどして、チーム全体の動きを意識しましょう。2人以上引きつけて生還できれば、他のタワーはかなり削れているはずです。あなたのダリウスが辛いことになっていても、総合的な勝ちをとっていれば(とりあえずは)良しとしましょう。
アイテムの買い方について
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パッチ8.23の時点では、「ドランシールド」を初手で購入し、その後「ファージ」から「トリニティ・フォース」を買い揃え、「ステラックの篭手」、「ジ=ロット・ポータル」、「ライチャスグローリー」という順番でアイテムを購入していく、というのがダリウスのアイテムビルドの主流です。
「トリニティ・フォース」は非常に強いアイテムですが、相手にタンクが多い場合は「ブラッククリーバー」を選択したほうが良いでしょう(おそらく、現在のメタではあまりタンクが脅威ではないので「トリニティ・フォース」なのだと思います)。
「ステラックの篭手」も、もし自分が負けている場合は防具や「タイタンハイドラ」を選択したほうがよいと筆者は思います。「ジ=ロット・ポータル」や「ライチャスグローリー」は強い発動効果を持っているのですが、発動効果付きのアイテムは初心者のうちは扱いに困ることも多いので、オススメの通りに防具を買っていくのがいいでしょう。
サモナーレベル10までのプレイヤーに配布されるチャンプであるという都合上、低レベル帯でのマッチングでは、「ダリウスvsダリウス」という具合に同チャンピオンが対面に来ることも多いです。相手のほうがダリウスの扱いが上手い場合、レーンで負けるのはある程度仕方のないことなので、死にすぎないようにしながら、自分が何をされると嫌だったのかを覚え、相手の動きを盗むようにしましょう。
格上プレイヤーと同キャラ戦をすることが多くなる、というのは短期的に見れば敗北がかさんでデメリットばかりのようですが、「上手くなるためのヒント」を非常に得やすい環境であるとも言えます。
高火力なTopレーン向けファイター・ダリウスの特徴まとめ
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ダリウスはパッシブスキルに真価があるチャンピオンですので、パッシブを発動させることができなければ、あまり強くはありません。また、(何度も何度も何度も繰り返しになりますが……)移動手段が徒歩しかないために、できることもかなり限られています。逆に言うと、複雑なスキルを持つチャンプに比べて「考えるべきこと」が少なく扱いやすいので、「スタートアップチャンピオン」に選ばれているのもそのあたりを考慮してのことでしょう。
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ダリウスはスタートアップチャンピオンに選ばれているため、サモナーレベル10までは無料で利用できますが、それ以降は自分で購入する必要があります。得手不得手はあるにせよプレイしていてとても気持ちの良いファイターなので、気に入ったらアンロックしてみましょう。最後に、ダリウスの長所と短所をおさらいです!
- パッシブの「大出血」、「紅血の激昂」が非常に強力。
- 1v1の殴り合いで有利を取りやすく、気持ち良くTopレーン戦のコツを覚えられる。
- 敵を捕まえるための強力な掴みスキルを持っている。
- 移動手段が徒歩しかないため、戦略の幅は少し狭い。敵の中に飛び込んだり、逃げたりするのが困難。
- 集団戦で活躍するには、スキルの扱いを特に習熟する必要がある。
■Top向けスタートアップチャンピオン「ダリウス」の特徴をまとめると……
◆長所◆短所
次回は、「初心者でも動画で分かる『LoL』Midレーンの戦い方」をお届け予定。3本のレーンの中でも重要度の高いMidレーンは、文字通り「サモナーズリフト」で起こる戦いの中心地。これから初めてMidレーンで対人戦をプレイする方や、ランク戦に赴く前に基礎を振り返りたい方に向けて、じっくりと説明していきます!